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JFEホールディングス株式会社代表取締役社長(CEO) 林田 英治

2018年9月
JFEホールディングス株式会社
代表取締役社長(CEO)
林田英治

世界最高の技術をもって、グループとバリューチェーンの重要課題に取り組み、
持続可能な社会の実現に貢献します。

JFEグループの持続的成長と社会全体の持続的な発展への貢献

JFEグループは、企業理念である「常に世界最高の技術をもって社会に貢献する」ことを通じて、激しく変動する事業環境の中、「技術優位性」と「多様な人材力」、そして広い事業領域で培った「グループの総合力」を活かし、持続的な成長と企業価値の向上に努めてまいりました。


現在のグループを取り巻く事業環境は、米国の政策に端を発する保護貿易リスクの高まりはあるものの、経済は国内外とも堅調に推移しています。また、主要な産業分野である自動車や環境エネルギー分野等における構造変化への対応や、革新的デジタル技術の利活用が、新たなビジネスチャンスの獲得・競争力の強化に繋がると考えられます。一方、長期的な視点で見ると、海外は新興国の経済成長により着実な需要の伸びが期待されるものの、国内は人口減少により需要は徐々に減退していくものと考えられ、楽観視することはできません。また、国際社会においては、国連で「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択され、気候変動抑制に関する「パリ協定」が発効されるなど、持続可能な社会の実現に向けた世界的な枠組みが形成され始めています。こうした事業環境の変化を的確に認識し、それに迅速に対応することは、グループの持続的成長にとって必要不可欠と考えています。


このような環境のもと、グループは、前中期計画(2015~2017年度)において掲げた、国内収益基盤の強化等の主要施策を着実に実行し、競争力の向上を図ってまいりました。また、コーポレートガバナンスの強化や環境経営等の活動を推進して、持続的な成長を支える企業体質強化にも取り組んでまいりました。

第6次中期経営計画の策定とESG課題へのさらなる取り組み

当社は2018年4月に、2018~2020年度の事業運営の指針となる「JFEグループ 第6次中期経営計画」を発表しました。本計画では、前述したような事業環境に対応するため、「最先端の技術力」・「先進IT」・「グループ連携」・「多様な人材力」を最大限活用することによって、成長分野に戦略的に取り組んでまいります。


また、中長期的な企業価値の向上と持続可能な社会の実現への貢献を推進するため、本計画では、「持続的な成長を支える企業体質の強化」、特に「ESG課題への継続的な取り組み」を主要施策の一つとして位置付けて取り組むことといたしました。


「環境」への取り組みについては、地球環境の保全を最重要課題の一つと位置付け、製鉄プロセスにおけるCO2排出削減や水資源・エネルギーの再利用に加えて、環境に配慮した商品・プロセス技術の開発や資源循環ソリューションの提供により、環境負荷低減を積極的に推進してまいります。


「社会」への取り組みについて、当社は、優れた機能と品質を持つ商品やサービスを提供していくことが豊かな社会づくりへの貢献であり、これを支える人材の確保・育成が重要な課題と考えています。働き方改革・業務改革の推進、人材育成や技術伝承、ダイバーシティの推進など、多様な人材がその能力を最大限発揮できる環境整備を進めてまいります。また、人権の尊重はすべての事業運営の基盤であると考えており、当社の取り組み姿勢をより明確に示すため、2018年4月に、グループ各社ならびにその役員および従業員が遵守すべき規範として「JFEグループ人権基本方針」を制定しました。


「ガバナンス」の充実については、これまでコーポレートガバナンス基本方針の制定、指名委員会・報酬委員会の設置、取締役会の実効性評価とその結果を踏まえた取締役会・監査役会の一部構成の見直し、中長期業績に連動した役員株式報酬制度の導入などに取り組んできました。今後はこれらを有効に機能させ、より一層グループ経営の透明性、公正性を高めるとともに、様々なステークホルダーとの双方向のコミュニケーションと公平な情報発信を一層強化してまいります。

「鉄の価値」を語る使命とバリューチェーンにおけるCSR課題への取り組み

今回の報告書では新たに、「鉄の価値」として、豊富な原材料、優れたリサイクル性、低い環境負荷、およびライフサイクルでの高い持続性などを整理して示しました。これにより、あらゆるステークホルダーの方々に「鉄の価値」を正しく理解していただくとともに、今後も成長を続ける世界経済を鉄という素材で支え続けることをグループの使命と考え、さらなる素材の進化と環境負荷の低減を目指してまいります。


また、上流から下流まで世界中にバリューチェーンが広がるグループの事業において、そのCSR課題を正しく認識し、リスクに対応していくことは、グループ全体の持続可能性を確保していく上で極めて重要です。今回、鉄鋼、エンジニアリング、商社事業と関連するサプライヤーやお客様、さらに社会までを一つのバリューチェーンとして表現し、それぞれに想定されるCSR上の課題と現時点での対応を示しました。今後も世界の最新情報・技術を常に集め、課題と対応を充実させていくことで、グループの持続可能性をさらに強固なものにしてまいります。

CSR重要課題達成に向けた重要業績評価指標(KPI)の新たな設定

当社は2016年度、様々なステークホルダーのニーズに対し、グループの事業活動においてどのような課題が最も重要な意味(リスク低減と機会創出)をもつのか、また、経営資源をどこにどのように投入していくことが効果的であり、グループの社会的価値創造につなげることができるのか、という観点に立ち、新たにグループのCSR重要課題(マテリアリティ)を特定し、開示いたしました。


このマテリアリティは、「コーポレートガバナンス」と「人権の尊重・人権意識」を土台とし、「良質な商品の提供とお客様満足度の向上」「地球環境保全」「労働安全衛生の確保」「多様な人材の確保と育成」「コンプライアンスの徹底」という5分野におけるグループの重点課題を明確化したものです。


2017年度はさらに、このマテリアリティへの取り組みの指標となる重要業績評価指標(KPI)を事業会社ごとに設定いたしました。今後は、この目標達成に向けた活動を各事業会社が着実に展開し、PDCAサイクルを円滑に回すことでCSRマネジメントをさらに強化してまいります。

社会に信頼されるJFEグループとして

JFEグループは、これからも「常に世界最高の技術をもって社会に貢献する」という企業理念のもと、マテリアリティへの取り組みを通じて、グループの持続的な成長と企業価値の向上、持続可能な社会の実現へ貢献してまいります。

JFEグループCSR報告書 ダウンロード