
慶應義塾大学が開発した超小型電気自動車
超小型電気自動車の集積台車自動車から排出されるCO2を削減するため、電気自動車の開発や高張力鋼板を利用した車体の軽量化が進められています。
JFEスチールはコンピューターシミュレーションを駆使し、高張力鋼板を活用した車体の軽量化技術を開発しています。その一環として、慶應義塾大学電気自動車研究室(代表:環境情報学部清水浩教授)と共同で、超小型電 気自動車の集積台車※用の軽量・高剛性スチールフレームを開発、製作しました。
衝突解析結果 剛性解析結果

JFEスチールは、2008年度にスタートした(独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「環境調和型製鉄プロセス技術開発(COURSE50※)」プロジェクトに参加しています。COURSE50では、改質コークス炉ガス(改質COG)を利用して鉄鉱石を還元するとともに、高炉ガスからCO2を回収して、現在の製鉄プロセスに比べCO2排出量を約30%削減することをめざしています。COURSE50でJFEスチールが担当するのは、改質COGを高炉に吹き込んだときの炉内での鉄鉱石の挙動調査、高炉ガスからCO2と燃料ガスを分離回収してCO2削減と燃料の有効利用を同時に実現する圧力スイング(PSA)法の開発などです。また、スラグの熱を回収して、CO2分離回収での化学吸収液の再生に有効利用する技術を開発しています。
高温空気燃焼技術適用時の燃焼状態(概念図)廃棄物焼却施設は、ごみの焼却によって発生する熱エネルギーを利用して発電することから、化石燃料を使わない電力供給源となっています。
JFEエンジニアリングはこの“廃棄物発電”分野で、トップクラスの技術を有しています。この技術を活用し、高効率で発電できるごみ焼却施設を社会に提供することで、CO2削減に貢献しています。
JFEエンジニアリングは、ごみを焼却する空気量を最小限に抑えながら、安定した燃焼を実現する当社独自の高温空気燃焼技術の高度化と、エネルギー消費の大きい触媒脱硝設備を不要とする技術開発に取り組み、排ガス中のNOx濃度を50ppm以下に維持しつつ、発電効率を従来比で17%増加させることに成功しました。

実船に装備された省エネデバイス(SSDとSURF-BULB)ユニバーサル造船では、温室効果ガス削減と運航経済性の向上を実現する省エネ装置SSD(Super Stream Duct)とSURF-BULB(Swept-back Up-thrusting Rudder Fin with BULB)をほぼすべての船舶に装備して います。スクリューの前方に装備されるSSDは船体が前進する際につくり出す渦の力を回収して推進力とします。また、スクリューへの水の流れを整えることで、従来使われていなかったエネルギーを推進力として利用します。一方、舵に装備されるSURF-BULBは舵への抵抗を減らす効果があります。
2つの省エネ装置を装備した場合、6~13%の推進効率が向上することが確認されています。超大型タンカー(VLCC)が年間200日の航海で10%推進効率が向上すると、CO2排出量は1隻あたり約6,000トン削減できます。