投資家の皆さまへ

2002年9月の「JFEホールディングス(株)」設立に続き、2003年4月の事業分野ごとの分割再編をもってNKKと 川崎製鉄の経営統合が完了し、JFEグループは新たな第一歩を踏み出しました。
新生JFEグループは、「JFEホールディングス(株)」を持株会社として、「JFEスチール(株)」「JFEエンジニアリング(株)」「JFE都市開発(株)」「川崎マイクロエレクトロニクス(株)」「JFE技研(株)」の5事業会社から構成されています。
この新体制のもとで統合効果を最大限に引き出し、時代の変化に対して挑戦し続ける企業文化を創造しながら持続的な成長を続け、「21世紀のエクセレントカンパニー集団」となることをめざしてまいります。


会長 江本 寛治

社長 下垣内 洋一


●JFEグループがめざす姿
 鉄鋼業界における事業環境は、未曽有のスケールとスピードで変化しています。鉄鉱石等の原料供給業界および自動車等の鋼材需要業界双方において世界規模の統合・再編が進むなかで、世界の主要鉄鋼会社も競争力の維持・強化を図るべく統合や資本提携を実施し、国際競争はますます激化しています。
 このような潮流のなかで、NKKと川崎製鉄は、互いの強みを融合させ、市場における高い優位性を確立することをめざして経営統合を進めてまいりました。2002年9月には、両社の株式移転により「JFEホールディングス(株)」を設立、そして2003年4月、事業分野ごとの特性に応じた最適な業務執行体制の構築をめざして、各事業分野ごとの分割再編を実施し、JFEグループとして新たなスタートを切りました。
 JFEグループは、「常に世界最高の技術をもって社会に貢献する」ことを企業理念に掲げ、強固な営業基盤、高度な技術力、最強・最効率の製鉄所・製作所等を活かした最高水準の競争力を実現し、変化に対して挑戦し続ける革新的な企業文化の創造により、「顧客ニーズへの世界規模での対応力強化」「株主の皆さまや資本市場からの高い評価の獲得」「従業員にとって魅力に富み働きがいのある職場の提供」「地球環境・地域社会への貢献」などをめざしてまいります。



●第1次中期経営計画
 2003年1月、JFEグループは、グループ事業運営の目標として、向こう3カ年の第1次中期経営計画を策定しました。
 この計画は、JFEグループの安定した収益力を早期に確立し、キャッシュ・フローを極大化して、有利子負債削減を積極的に推進することにより、経営基盤の強化を図ることを目的としています。
 その実現のため、鉄鋼、エンジニアリングのコア事業の競争力を強化し、強靭な事業構造を構築します。



●コーポレート・ガバナンスとコンプライアンス体制
 JFEグループでは、事業分野ごとの特性に応じたマネジメントと持株会社によるガバナビリティによってグループ連結経営の強化を進めています。
 経営体制としては、合議による迅速な意思決定を実行するために、各社に「経営会議」を設け、執行役員制をとりました。
内部統制については、グループ各社に内部監査組織を設置し、グループ全体として内部監査を行う仕組みを構築しています。また、JFEホールディングスは、全グループの戦略策定と全グループのリスク管理および対外説明責任を担っています。
 一方、コンプライアンスへの取り組みとしては、2002年12月に「JFEコンプライアンス委員会」を発足させるとともに、「JFEグループ企業行動指針」を制定し、法令遵守および企業倫理を徹底する体制をスタートさせました。



●さらなる飛躍に向けて
 JFEグループは、第1次中期経営計画を着実に遂行することにより、さらなる収益の拡大と経営基盤の強化をめざしてまいります。
 鉄鋼業界は、まさに世界的な転換期を迎えようとしています。JFEグループは、自ら変革し、時代に適合する新たな企業文化を創造しながら持続的な成長を遂げ、世界市場を舞台に「21世紀のエクセレントカンパニー集団」として飛躍してまいります。


2003年8月

代表取締役会長(Co-CEO)


代表取締役社長(Co-CEO)