事業会社概要 

川崎マイクロエレクトロニクス株式会社
 Kawasaki Microelectronics,Inc.

独自性・信頼性のあるASICベンダーとして、世界のトップをめざして挑戦を続けます。

 

川崎マイクロエレクトロニクスは、ASIC(特定用途向け集積回路)ビジネスを展開する半導体事業会社です。1980年代から一貫してASICに特化し、世界有数のASICメーカーへと成長を遂げてきました。その高度な技術とノウハウは、市場で高く評価され、設計からウェハー製造、組み立て、テスト・品質保証までをトータルで行うASICベンダーとして厚い信頼を受けています。ASICの需要分野は、今や、通信、液晶ディスプレイ、デジタルカメラなど多岐にわたります。今後も技術の研鑽と市場の開拓に努め、世界のトップに立つことをめざします。






川崎マイクロエレクトロニクスグループ  第1次中期経営計画
 2006年3月期の財務目標に掲げた連結経常利益30億円の実現に努め、併せて株式公開に向けて、高収益体制を確立していきます。

●効率的な経営資源の投入
 川崎マイクロエレクトロニクスでは、世界第2位の台湾のファウンドリメーカーUMCグループと戦略提携し、最先端の製造プロセスをアウトソーシングしています。設備投資負担を軽くすることで、経営資源を先端IP*1の導入やプロセス技術の開発に優先的に投入し、ビジネスの拡大と利益率の向上を図っています。

●マーケットへの取り組み
 国内においては、今後も成長が見込まれている液晶ディスプレイ、液晶テレビ、DVDプレーヤーなど家電分野でシェアの拡大を図ります。また、OA機器分野においては、IP導入等による顧客ニーズを先取りした対応とコスト競争力強化に努め、大きな需要が期待できるプリンタ市場への早期参入をめざします。
 海外においては、米国のITバブル崩壊の影響により厳しい環境が続いていますが、顧客のビジネスのグローバル展開に対応したサポート体制の充実や、欧州市場への本格参入によって、新規マーケットを開拓していきます。
 また、商品開発においては、有機EL*2用ドライバー向けASIC、STN*3パネル用LCD(液晶ディスプレイ)ドライバー向けASICの開発・量産化を進め、新たな商品分野を確立していきます。


*1  IP(intellectual property): LSIの設計資産、すなわち、LSIを構成する機能回路や、その上で動く組み込みソフトウェアのことをいいます。大規模な集積回路が集積されたシステムLSIにおいては、全ての回路を一から設計すると完成までに大規模な時間を要しますが、商品化された優れたIPを開発支援ツールとして利用することで設計期間が短縮できます。
*2  EL(electroluminescence): 電圧をかけると発光する素子のこと。現在、このEL素子を応用した次世代ディスプレイの開発が進んでおり、ジアミン類などの有機物を使用した「有機LEディスプレイ」が商品化されつつあります。従来の液晶ディスプレイにくらえ薄型で消費電力が少なく、どんな角度でもきれいな画像が見られるという特徴を持っています。
*3  STN(super twisted namatic): LCDの分類のひとつ。LCDは、主にTN型・STN型・TFT型の3つに大別されます。STN型には、ネマティックを液晶材料として、縦横方向のストライブ電極で順次画素を走査する表示方式が採用されています。NT型に比べてパネルの大型化が可能で、TFT型より低コストという特徴を持ち、携帯電話などを中心に、幅広く使用されています。