平成10年9月4日
川崎製鉄株式会社

平成10年度 業績見通しおよび中間配当について

当社の第74期(平成11年3月期)決算につきまして、今般その見通しを得ましたので ここにお知らせいたします。

1.単独業績見通しについて

当上半期のわが国経済は、急激な設備投資の落ち込み等による景気の更なる低迷と金融システム不安増大により、極めて深刻な状況となっております。鉄鋼業におきましても近年にない低水準の全国粗鋼生産が示しますように経営環境は一段と厳しさを増しております。
当社の鉄鋼部門につきましては、前下半期に比べ国内向け販売数量が建築や自動車向けを中心に大きく減少し、輸出向けではアジア向けの大幅な減少を米国・遠隔地向けの懸命な拡販努力により取り戻し増加しますが、国内・輸出全体では販売減となる見込みであります。また価格につきましても、国内の市況品や輸出向けを中心に下落が避けられない状況であります。
コスト面では、新中期経営計画の最終年度として、収益改善活動を全社的に強力に展開しており、着実な成果を上げております。
鉄鋼以外の各事業部門では、厳しい事業環境ながらも、より一層の業績向上を目指し最大限の努力を払っております。

以上により、上半期の経常利益は120億円程度となる見通しであります。

一方、下半期につきましては、鉄鋼部門の国内向け販売数量において総合経済対策の効果や季節要因による土木向けの増加に加え、自動車向けでも若干の増加が見込まれます。また輸出向けでは米国向けが減少に転じ、上半期を下回るものと見ております。価格につきましては、国内・輸出とも販売環境は更に厳しくなると予想されますが、販売価格の維持に極力努めて参ります。コスト面では全社を挙げた抜本的収益改善活動を更に強化し、この厳しい状況を乗り越えるべく努力を行うとともに、鉄鋼以外の部門でも一層の収益向上を図り、経常利益は下半期150億円程度、年間270億円程度を目指して参ります。
なお、年度の特別損益としましては、資産売却益、特別修繕引当金取崩益等を計上いたしますが、川鉄リース鰍ノ対する関係会社支援損、株式評価損、特別退職金、退職年金過去勤務費用による特別損失が多額であるため、合計では損失が残ることになります。

以上のことから、当期の業績は以下のように予想しております。

(単位:億円)

  売上高 営業利益 経常利益 当期利益
上半期見通し 4,400程度 200程度 120程度 60程度
通期見通し 9,000程度 450程度 270程度 ▲430程度

2.連結業績見通しについて

(単位:億円)

  売上高 経常利益 当期利益
通期見通し 11,600程度 320程度 ▲ 610程度

3.中間配当について

当期の中間配当につきましては、厳しい経営環境ではありますが、株主の皆様のご期待にお応えすべく、本日の取締役会におきまして、一株につき1円50銭の配当を継続させていただく旨決議いたしましたので、お知らせいたします。

以 上



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