平成11年3月5日
川崎製鉄株式会社

平成10年度 業績見通しおよび期末配当について

当社の第74期(平成11年度3月期)決算につきまして、その見通しをお知らせ致します。

1.単独業績見通しについて

当期の業績につきましては、先般2月10日に修正発表致しました業績見通しの通り、現在推移しておりますが、その概要を前年度と比較しますと以下の通りであります。

当社を取り巻く経営環境は国内景気の深刻化や輸出環境の悪化により非常に厳しいものとなっており、特に鉄鋼事業におきましては、全国粗鋼生産量の大幅減(本年度見込み9,100万t前後、昨年度実績1億280万t)が示しますように当社の生産販売数量は大きく減少し、加えて販売価格も輸出を中心に大幅な下落が見込まれます。

このような状況下、当社は『新中期経営計画』の最終年度として、引き続きキャッシュフロー重視の経営活動を強力に展開しコストダウンを始めとした収益改善に努めておりますが、減収減益は避け難く、本年度の業績見通しにつきましては売上高が8,370億円程度、経常利益が70億円程度と前年度を大きく下回る見込みであります。

また、当期損益につきましては、固定資産売却益、有価証券売却益等の特別利益を計上いたします一方で、関係会社支援損、有価証券評価損等の特別損失を計上いたしますので、560億円程度の赤字となる見込みであります。 なお、本年度決算より税効果会計を適用する予定であり、当期損益は税効果会計適用後の数値となっております。

以上のことから、当期の業績につきましては、以下のように予想しております。

(単位:億円)

  売上高 営業利益 経常利益 当期損益
平成10年度予想 8,370程度 240程度 70程度 ▲560程度
平成9年度実績 9,606 652 386 103
(平成10年度前回予想) (8,370程度)   (70程度) (▲560程度)

2.期末配当について 

当期の中間配当につきましては、一株につき1円50銭の配当を実施させていただきました。

期末配当につきましては、株主の皆様のご期待にお応えすべく経営努力を重ねておりますが、足下の景況が一段と厳しさを増し、先行きも不透明なことや財務体質への影響等を総合的に勘案し、誠に遺憾ながら実施しない方針にて株主総会にお諮りする旨、本日の取締役会で決議致しましたのでお知らせ致します。

3.連結業績見通しについて

連結業績見通しにつきましては、当社の減収減益に加え、グループ各社でも総じて同様の傾向が見込まれることにより、売上高は11,000億円程度、経常利益は50億円程度、当期損益はグループ内土地取引による利益消去の影響もあり、1,000億円程度の赤字と前年度を大きく下回る見込みであります。

(単位:億円)

  売上高 経常利益 当期損益
平成10年度予想 11,000程度 50程度 ▲1,000程度
平成9年度実績 12,437 434 84
(平成10年度前回予想) (11,000程度) (50程度) (▲1,000程度)

参考:フリーキャッシュフロー 

前述のように本年度の収益は前年度に比較し悪化しますが、リストラ関係等臨時収支を除く当社単独のフリーキャッシュフロー(定義は下記の通り)につきましては、在庫削減活動の成果等もあり、前年度をやや上回る1,100億円程度を確保できる見込みであります。

(単位:億円)

  FCF 経常利益 償却費 運転資本増減 設備投資
平成10年度予想 1,100程度 70程度 1,000程度 480程度 450程度
平成9年度実績 991 386 1,106 76 577

(なお、法人税等支払は両年度とも1億円未満につき記載省略)

【定義】 FCF=経常利益−法人税等+償却費(含:長期前払費用)±運転資本増減−設備投資

以 上

 

本件に関するお問い合わせ先

川崎製鉄株式会社 総務部広報室
03−3597−3166

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