|
NKK[日本鋼管株式会社] (社長:半明 正之)と川崎製鉄株式会社(社長:數土 文夫)、ティッセン クルップ スティール (株)
(会長: ウルリッヒ・ミドルマン、副会長:カール・ウルリッヒ・ケーラー)は、本日、主に自動車用鋼板、及び、それに関連した研究開発に関する包括提携契約を締結致しました。
自動車用鋼板の分野では、品質や価格等のサービス面のみならず、需要家との設計段階からの共同開発(サイマルテイニアス・エンジニアリング)による軽量化やコストダウン等への提案力強化や、鉄鋼製品のグローバル供給へのニーズが近年とみに高まっております。中でも、高張力鋼板や表面処理鋼板での革新的な製品や、テーラードブランク等のアプリケーション技術を活かした製品をグローバルに供給することが課題となっております。
このような需要家のグローバルニーズに対応するために、この度3社は、グローバル・サプライ・ネットワークの構築と共同研究開発とが必要であるという共通認識を持つに到りました。
本包括提携契約の目的は、各社が長年蓄積した技術力、研究開発力等の経営資源を組み合わせ、各社の競争力を強化することです。これまでの詳細検討の結果、3社は、以下のような技術供与や共同研究などを行なう事で合意致しております。
- 技術供与
世界規模で事業展開する自動車会社とのビジネス拡大を目的として、加工特性に優れた表面処理鋼板などの関連技術や、ティッセン クルップ スティールがノウハウを持つTWB(テーラー・ウェルディッド・ブランク)技術等を相互に供与致します。
- 共同研究
良好な加工性や塗装性、優れた表面性状を有する革新的な高張力鋼板の共同研究を行ないます。また、需要家側での加工や塗装工程を効率化する次世代防錆鋼板の研究も共同で行ないます。
3社は経営トップからなる推進委員会を設置し、提携戦略等につき議論致します。推進委員会の下には、高張力鋼板や表面処理、アプリケーション技術等に関するテーマ毎のワーキング・グループが設置されます。
【提携に関する各社コメント】
| ● |
ティッセン クルップ スティール: ウルリッヒ・ミドルマン会長
本包括提携契約は、グローバルな素材入手可能性を高め、世界全域でのサービス・レベルを向上させることで、我が社の需要家である自動車会社の顧客満足度を著しく向上させる、重要な第一歩である。
|
| ● |
NKK: 半明 正之社長
ティッセン クルップ スティールとは、長期にわたる技術交流の歴史がある。今回の提携により、グローバルに事業展開する自動車の需要家に、新たな製品や、より良いサービスを提供することが可能となるものと確信している。
|
| ● |
川崎製鉄: 數土 文夫社長
今回の提携は、3社がマーケティングを重要視した結果である。鉄鋼業としてワールドワイドにソリューションを提供し、そこから生じる付加価値を、お客様と共に分かち合う事が目的である。
需要家たるお客様には、我々の具体的成果に期待していただきたい。 |
【ご参考:ティッセン クルップ スティール (株) 概要】
| ・ 社名: |
ThyssenKrupp Steel AG |
| ・ 本社: |
ドイツ連邦共和国 デュースブルグ |
| ・ 会長: |
ウルリッヒ・ミドルマン |
| ・ 粗鋼生産: |
年間約1,700万トン |
| ・ 売上高: |
126億ユーロ(2000/2001年期) |
| ・ 主要製品: |
炭素鋼(熱延鋼板、冷延鋼板、表面処理鋼板、厚板、ブリキ、テーラードブランク)
ステンレス鋼、ニッケル・ベース合金、電磁鋼板 |
| ・ 従業員: |
51,418人(2001年9月30日現在) |
|