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JFEホールディングス株式会社
 
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   2004年 2月26日
有限会社ディーエムイー開発




  DME100トン/日直接合成実証プラントの試運転に成功
 

  有限会社ディーエムイー開発(代表取締役社長:大野陽太郎 以下、DME開発)は、DME(ジメチルエーテル)直接合成技術の商用化を目指し、技術開発を推進する研究法人として2001年12月に設立されました。出資者は、JFEホールディングス株式会社、日本酸素株式会社、豊田通商株式会社、株式会社 日立製作所、丸紅株式会社、出光興産株式会社、国際石油開発株式会社、トタルS.A.、エルエヌジージャパン株式会社、石油資源開発株式会社の10社です。
 DME開発は、2002年7月より経済産業省資源エネルギー庁の支援を受け、「環境負荷低減型燃料転換技術開発」を進めており、この度、当社研究所(所在地:北海道白糠郡白糠町)において、DME100トン/日直接合成実証プラントの試運転に成功しました。

 本プラントは、1997年から2000年まで、JFEグループが財団法人石炭利用総合センターと共同で行った5トン/日の試験プラントの成果を基に、20倍へスケールアップしたものです。現在稼動中のDME生産プラントとしては、世界最大の生産能力を持っており、2003年11月19日に竣工しました。
 本プラントの試運転は、2003年12月12日から、天然ガスを合成ガス(水素と一酸化炭素の混合ガス)に転換する合成ガス製造装置の稼動により開始しました。更に同月20日に、この合成ガスをDME合成反応器に導入し、翌21日にはDMEの生産に成功、2004年1月26日に試運転を終了しました。この46日間の連続運転では、全体的に安定した運転を実現した上、目標の生産量100トン/日、DME純度99.6%を達成しました。
 特に、合成ガス製造装置においては、DME合成で副製する二酸化炭素を炭素源としてリサイクルしながら、水素と一酸化炭素の比が1対1の原料ガスを製造することに成功し、残存メタンや煤の生成もごく微量でした。また、DME合成反応器においては、反応器内の温度を均一に保持しつつ、安定した温度制御を実現し、反応率やDME選択率も、目標値にほぼ到達しました。
なお、試運転によるDMEの生産量は、総計1240トンに達しました。その大部分は、再度、合成ガス製造装置に原料としてリサイクルしましたが、高純度なDME140トンを利用技術の試験などに提供するため、製品タンクに貯蔵しています。今後は、設備の開放点検等の後、2004年6月から2ヶ月間の本格試験運転を行う予定です。

 DMEは、多様な炭化水素系原料から製造が可能であると共に、燃焼時に硫黄酸化物(SOX)やすす(PM)発生が全くない環境負荷の低いクリーンエネルギーであり、さらに毒性がなく、優れたハンドリング特性から、民生用燃料(LPGの代替)をはじめ、輸送用燃料(ディーゼル自動車、燃料電池自動車)、発電用燃料(火力発電、コジェネ発電、燃料電池)および化学原料として幅広い利用が見込まれています。
 21世紀は世界規模の人口増加とさらなる経済活動の拡大が予想されており、エネルギーの安定的確保とエネルギー大量消費に伴い増大する地球環境負荷の低減が大きな課題となっています。DMEはこの課題に一つの解決策を与え得る新エネルギーとして期待されています。

 今後、DME開発は、実証プラントの試運転に成功したことを受けて、商用規模への更なるスケールアップに向けて、DME直接合成技術の研究開発を引き続き強力に推進します。


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 [参考資料]

以上

 

本件に関するお問い合わせは下記にお願い致します。

有限会社ディーエムイー開発  
    :研究企画部 高石 公夫 TEL 03-3502-6671
JFEホールディングス株式会社  
    :総務・法務部門(広報担当)  
            奥津 伸司 TEL 03-3217-4030

 
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