2005年度・大学研究助成の交付研究(一覧)  (五十音順、敬称略)

「アジア歴史研究」 7件
 応募研究42件の大半は中国を中心とする東アジアの近現代史研究で、西アジア(中近東アジア)や南アジア(インド亜大陸)の歴史研究は僅少でした。これを反映して助成交付研究7件も、東アジアの通商・交易に関する研究が3件(上田、大石、園田)、東・東南アジアの文化・社会に関する研究が3件(王、広末、三宅)、東アジアの国際公共行政(貿易・関税・海事・知的財産などの法規)に関する研究が1件(川島)と、東アジアの歴史研究が占めました。

  上田信(立教大学文学部・教授)
「中国雲南をコアとする東ユーラシア交易圏の動態的研究」
  王智新(宮崎公立大学人文学部・教授)
  「中国における歴史教科書の実態とその変遷」
  大石高志(神戸市外国語大学外国語学部・助教授)
  「華僑・印僑ネットワークとアジア広域秩序:歴史的検討と現代的意義」
  川島真(北海道大学大学院法学研究科・助教授)
  「東アジア国際公共行政史研究の創生‐「通商とヒトの移動」におけるガバナンス‐」
  園田茂人(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科・教授)
  「続・アジアからの視線:アジアの日系企業を対象にした時系列的研究」
  広末雅史(立教大学文学部・教授)
  「東南アジアの港市の統合に果たす奴隷・混血者の役割:広域秩序と地域秩序の形成媒体」
  三宅理一(慶應義塾大学大学院メデイア研究科)
  「東アジア・中央アジア地域における歴史的都市の環境整備ならびに保全ネットワークの構築をめざした情報基盤づくり」

「鉄鋼技術研究」 16件
 応募研究85件の研究テーマ別内訳はプロセス研究20件、材料研究33件、関連技術研究32件でした。これらの中から、プロセス研究6件(植田、葛西、加納、中里、三浦、楊)、材料研究7件(安住、梅本、榎本、坂入、土山、中井、沼倉)、関連技術研究3件(安藤、小島、田上)の16件を選定いたしました。交付研究の大半は特定の応用を意図した基礎・要素技術に関する研究です。

  安住和久(北海道大学大学院工学研究科・助教授)
「鋼溶融亜鉛合金めっき塗膜下の糸状腐食のモデル実験と制御法の開拓」
  安藤芳晃(電気通信大学電気通信学部・助教授)
  「ELF電磁界観測による世界雷分布同定とそれを用いた地球温暖化に関する研究」
  植田滋(岩手大学工学部・助手)
  「ハロゲン含有プラスチックに脱ハロゲン処理を行い助燃剤転化する方法」
  梅本実(豊橋技術科学大学工学部・教授)
  「鉄鋼材料の超強加工によるナノ結晶組織形成における歪勾配の役割に関する研究」
  榎本正人(茨城大学工学部・教授)
  「磁場中熱処理によるFe-C-Si-Mn合金におけるフェライト変態機構の解明」
  葛西栄輝(東北大学多元物質科学研究所・教授)
  「製鉄等高温プロセス内循環物質制御のためのハロゲン、亜鉛、鉛の高温挙動解明」
  加納学(京都大学大学院工学研究科・助教授)
  「鉄鋼製品の高品質化を支援する階層型品質改善システムの開発」
  小島史男(神戸大学大学院自然科学研究科・教授)
  「磁場計測と逆問題解析の融合による鉄鋼材料予防保全システムの開発に関する研究」
  坂入正敏(北海道大学大学院工学研究科・助教授)
  「Al含有めっき鋼板の耐食性向上を目指した電気化学的表面処理法の開発」
  田上公俊(大分大学工学部・助教授)
  「DMEを利用した転炉ガスの有効利用に関する研究」
  土山聡宏(九州大学大学院工学研究科・助教授)
  「(フェライト+Cr2N)共析組織から製造される高窒素ステンレス鋼ピアノ線の開発」
  中井善一(神戸大学工学部・教授)
  「高輝度放射光CT法による鉄鋼材料の超寿命域における疲労破壊機構の解明」
  中里英樹(大阪大学大学院工学研究科・助教授)
  「ミクロ気孔を有するカルシウムアルミネート焼結体への溶鉄中Cu、Snの選択浸透」
  沼倉宏(京都大学大学院工学研究科・助教授)
  「巨大磁歪を有するFe‐Ga固溶体合金の振動減衰能評価と制振材料開発」
  三浦隆利(東北大学大学院工学研究科・教授)
  「反応を伴う異相系複合材料の強度評価と推算法」
  楊健(名古屋大学大学院工学研究科・講師)
「高温顕微鏡を利用したその場観察によるCaO滓化メカニズムの解明」

「環境技術研究」 9件
 応募研究108件の研究テーマ別内訳は、環境の浄化・保全に関する研究が76件と3分の2を占め、エネルギーに関する研究は32件でした。これらの中から、水質浄化研究3件(中西、山口、和田)、土壌浄化研究2件(梅野、徳山)、大気浄化研究2件(門脇、田中)、エネルギー関連研究2件(金元、滝田)の9件を選定いたしました。

  梅野太輔(千葉大学工学部・助教授)
「「自己消去プログラム」を実装した環境浄化細菌の試作」
  門脇一則(愛媛大学工学部・助教授)
  「極性反転繰り返しパルス放電による高機能排ガス処理システムの開発」
  金元敏明(九州工業大学工学部・教授)
  「風況を選ばないインテリジェント風力発電機の研究開発」
  滝田謙一(東北大学大学院工学研究科・助教授)
  「高圧雰囲気下において有効なプラズマ点火器の開発」
  田中茂(慶應義塾大学理工学部・教授)
  「拡散スクラバー法を用いた揮発性有機化合物(VOC)の高性能除去処理システムの開発」
  徳山英昭(名古屋大学大学院工学研究科・助手)
  「重金属の超高度選択分離性能を発現する新規な感温性ゲル吸着剤の開発」
  中西一弘(岡山大学大学院自然科学研究科・教授)
  「過酸化水素の電気分解により金属表面で発生する水酸化ラジカルを利用した難分解性有機物質の効率的分解除去システムの開発」
  山口政之(北陸先端科学技術大学院大学材料科学研究科・助教授)
  「バイオマス系ポリマー発泡体による水質浄化」
  和田健司(京都大学大学院工学研究科・講師)
  「水中有機物質酸化反応に有効な環境対応型多孔質触媒の開発」

以上

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