2006年度・大学研究助成の交付研究(一覧)  (五十音順、敬称略)

「アジア歴史研究」 8件
 今年度は、41件の応募のうち中国を中心とする日・中・韓の歴史研究が22件と大半である一方、東アジア地域統合、ユーラシア大陸等をキーワードとする汎アジアの研究が12件ありました。審査会では地域のバランス、通商・文化交流等を考慮して、8件の助成研究を選定しました。アジアの通商・文化交流に関する研究3件(塩谷、古川、三村)、中国史が2件(工藤、山本)・韓国史が1件(本田)、その他、東アジア地域統合1件(秋田)、西アジア1件(太田)に分類されます。

  秋田 茂(大阪大学大学院文学研究科世界史講座・教授)
「東アジア地域統合の歴史的考察」
  太田 敬子(北海道大学大学院文学研究科・教授)
 「シリアにおけるイスラームとキリスト教の境界域社会の研究」
  工藤 元男(早稲田大学文学学術院・教授)
 「中国古代史・社会史・宗教史」
  塩谷 昌史(東北大学東北アジア研究センター・助手)
 「ユーラシア大陸におけるアジア商人のネットワーク-山西商人を中心に-」
  古川 彰(関西学院大学社会学部・教授)
 「アジア観光における自然利用の比較研究―失われた民俗知の継承に向けて」
  本田 洋(東京大学大学院人文社会系研究科・助教授)
 「韓国朝鮮の社会人類学,近現代社会史」
  三村 泰臣(広島工業大学環境学部地域環境学科・教授)
 「長江流域と環瀬戸内海海域における民間神楽祭祀の実証的比較研究」
  山本 晴彦(山口大学農学部・教授)
 「満州における農業試験研究の歴史的検討と中国の農業技術高度化への正の遺産としての評価および現代的意義」

「鉄鋼技術研究」 17件
 応募研究70件の研究テーマ別内訳は、プロセス研究10件、材料研究39件、関連技術研究21件でした。これらから、プロセス研究6件(有山、碓井、北村、桑原、則永、吉川)、材料研究9件(阪上、高杉、竹山、多田、中田、中野、古原、森戸、安田)、関連技術研究2件(粟飯原、北田)の17件を選定したしました。

  粟飯原 周二(東京大学大学院工学系研究科・教授)
「高強度ラインパイプ用鋼の高速き裂伝播抵抗の動的測定」
  有山 達郎(東北大学多元物質科学研究所・教授)
 「難溶性化合物の生成制御によるステンレススラグおよび二次精錬スラグの安定化」
  碓井 建夫(大阪大学大学院工学研究科・教授)
 「新規部分乾留木炭内装塊成鉱の開発に関する基礎研究」
  北田 正弘(東京芸術大学大学院美術研究科・教授)
 「鉄鋼の世界遺産である日本刀の材料科学的研究-古代刀を中心にして-」
  北村 信也(東北大学多元物質科学研究所・教授)
 「メタルエマルジョンによる高速精錬の基盤研究」
  桑原 守(名古屋大学大学院工学研究科・教授)
 「脱酸の初期過程における不均一濃度分布中での酸化物系介在物の核生成と成長」
  阪上 隆英(大阪大学大学院工学研究科・助教授)
 「自己相関ロックインサーモグラフィ法による経年鋼構造物の疲労き裂の遠隔検出」
  高杉 隆幸(大阪府立大学大学院工学研究科・教授)
 「合金化溶融亜鉛めっき皮膜の力学応答と耐パウダリングに優れた皮膜構造の追及」
  竹山 雅夫(東京工業大学大学院理工学研究科・助教授)
 「オーステナイト鋼における金属間化合物相の析出挙動」
  多田 英司(秋田大学工学資源学部・助手)
 「亜鉛メッキ処理鋼板を模擬したガルバニ対における亜鉛溶解挙動の光学的可視化」
  中田 伸生(九州大学大学院工学研究院・助手)
 「炭化物とナノCu粒子を複合利用したハイブリッド鋼の創製」
  中野 博昭(九州大学大学院工学研究院・助教授)
 「電気亜鉛めっき鋼板の亜鉛結晶配向性制御技術の確立」
  則永 行庸(北海道大学エネルギー変換マテリアル研究センター・助教授)
 「コークス炉ガスのin-situ接触部分酸化と水蒸気改質による迅速水素製造」
  古原 忠(東北大学金属材料研究所・教授)
 「結晶粒微細化における動的再結晶の活用 -動的再結晶の臨界歪低減の追求-」
  森戸 茂一(島根大学総合理工学部・助教授)
 「ラスマルテンサイトの加工組織におよぼすフィルム状残留オーステナイトの影響」
  安田 弘行(大阪大学超高圧電子顕微鏡センター・助教授)
 「新規Fe-Al超弾性合金の制振特性向上のための合金設計」
  吉川 健(大阪大学大学院工学研究科・助手)
 「固体酸化物の表面エネルギーの新規測定法の開発」

「環境技術研究」 9件
 応募研究119件の研究テーマ内訳は、環境エンジニアリング技術72件、材料開発33件、その他14件でした。これらから、環境エンジニアリング技術5件(久場、首藤、廣田、宮藤、安田)、材料開発4件(天尾、大参、川崎、向田)を選定いたしました。

  天尾 豊(大分大学工学部・助教授)
「充電機能を持つバイオマス光燃料電池の開発」
  大参 達也(北海道大学大学院工学研究科・助教授)
 「高温反応触媒担体用ニッケル基金属間化合物厚膜の多孔質構造制御」
  川崎 雅司(東北大学金属材料研究所・教授)
 「固体照明光源に最適化したZnO量子井戸の設計と作製」
  久場 隆広(九州大学大学院工学研究院・助教授)
 「閉鎖性水域の富栄養化防止のための高効率窒素・リン同時除去法による下水処理」
  首藤 登志夫(北海道大学大学院工学研究科・助教授)
 「DMEを燃料とする排熱回収式HCCI燃焼エンジンシステム」
  廣田 俊(京都薬科大学・助教授)
 「溶液中の金属を除去する新規光応答性ペプチドの開発」
  宮藤 久士(京都大学大学院エネルギー科学研究科・助手)
 「イオン性液体を用いたバイオリファイナリーの構築」
  向田 昌志(九州大学大学院工学研究院・教授)
 「グラフォ処理によるハステロイ-異種材料接合圧延基材の二軸配向性創出」
  安田 啓司(名古屋大学大学院工学研究科・助教授)
 「超音波霧化を利用した排水中VOCsの高速オゾン分解処理装置」

[ご参考]

「アジア歴史研究助成審査委員会」

  委員長: 木村尚三郎氏(東大名誉教授、静岡文化芸術大学学長、本財団評議員)
  委 員: 片倉もとこ氏(総合研究大学院大学・国立民族博物館名誉教授、国立国際日本文化
研究センター所長)、朱建榮氏(東洋学園大学教授)

「技術研究助成審査委員会」

  委員長: 半明正之氏(JFEスチール(株)会長、本財団理事)
  委 員: 斯界の権威である大学教授・大学名誉教授6名とJFEグループ会社役員4名に委嘱
(委員名は非公表)

 

以上

 戻る