ニュースリリース


公益財団法人JFE21世紀財団
JFEホールディングス株式会社

公益財団法人JFE21世紀財団
2016年度 大学研究助成 交付研究の決定について

公益財団法人JFE21世紀財団(理事長:林田英治 JFEホールディングス(株)代表取締役社長)は、1990年の設立以来、JFEグループとともに、21世紀鉄鋼産業の振興および豊かな生活文化の形成への貢献を目的とする諸活動を続けてきました。

このたび当財団は、主要活動の一つである大学研究助成事業において、2016年度の助成金 交付対象となる35件の研究(技術研究25件、アジア歴史研究10件)を選定しました。1件 あたりの助成金額は、「技術研究助成」200万円、「アジア歴史研究助成」150万円で、助成金 総額6,500万円となります。当財団では、12月13日に日比谷国際ビル(東京都千代田区)において研究助成金贈呈式を行う予定です。

なお、これにより1991年度から2016年度まで26年間の大学研究助成における累計交付件数および助成金総額は、654件、12億6,630万円となります。

「社会に開かれた存在を目指し、社会との共存共栄をいっそう進める」を設立趣旨とする 当財団は、社会貢献の一端を担う公益事業を、これからも一層推進して参ります。

 

2016年度・大学研究助成の交付研究(一覧)(五十音順、敬称略)

1.技術研究助成  計25件

技術研究助成は、財団創設時からの継続事業で、「鉄鋼技術」と「地球環境・地球温暖化防止技術」を助成対象としています。「鉄鋼技術」は、日本が世界をリードする先端技術を有し、また将来にわたり世界の産業の主要材料であり続けるための、鉄鋼の製造プロセス・材料開発・鉄鋼関連技術を助成対象としています。「地球環境・地球温暖化防止技術」は、地球環境保全と省エネルギーや再生可能エネルギーなどの地球温暖化防止に資する技術開発を助成対象としています。

今年度は72大学等157件(国公立(含高専)48校124件、私立22校27件、国公立研究機関6件)の応募があり、技術研究助成審査委員会での厳正な審査の結果、「鉄鋼技術研究」12件、「地球環境・地球温暖化防止技術研究」13件、合計25件を助成研究として選定しました。

(1)「鉄鋼技術研究」 12件

応募された研究テーマ別内訳は、鉄鋼プロセス7件、鉄鋼材料29件、鉄鋼関連技術11件の合計47件でした。このうち鉄鋼プロセス研究3件、鉄鋼材料研究8件、鉄鋼関連研究1件の計12件を選定しました。

安住あずみ  和久    かずひさ (北海道大学大学院工学研究院応用化学部門・教授)
「複合対極と薄層セルを用いた合金コーティング組成の高度制御」
 
井上  亮いのうえ   りょう (秋田大学大学院国際資源研究科・教授)
「鋼材特性向上のための非金属介在物微細化」
 
今宿  晋いましゅく   すすむ (東北大学金属材料研究所・准教授)
「小型カソードルミネッセンス装置を用いた鉄鋼材料中の介在物分析法の確立」
 
遠藤  理恵えんどう  りえ (東京工業大学物質理工学院・助教)
「結晶とガラスの屈折率差を利用した緩冷却モールドフラックスの提案」
 
亀山  雄高かめやま   ゆたか (東京都市大学工学部機械工学科・准教授)
「硬質薄膜を有する鉄鋼部材の信頼性保証に寄与する皮膜密着力推定法」
 
定松  直さだまつ   すなお (鹿児島大学大学院理工学研究科機械工学専攻・助教)
「超高圧電子顕微鏡法による引張変形に伴う純鉄中転位組織発達過程の解明」
 
佐藤  尚さとう   ひさし (名古屋工業大学大学院工学研究科物理工学専攻・准教授)
「表層巨大ひずみ加工に伴う特異逆変態発現要因の組織学的究明」
 
関戸  信彰せきど   のぶあき (東北大学大学院工学研究科知能デバイス材料学専攻・准教授)
「鉄酸化物粉末を用いた鉄基酸化物分散強化型合金の創製」
 
坪内  直人つぼうち   なおと (北海道大学大学院工学研究院附属エネルギー・マテリアル融合領域研究センター・准教授)
「ガス状タールの気相蒸着による低品位鉄鉱石からの炭素内装鉱の製造」
 
宮本  浩一郎みやもと   こういちろう (東北大学大学院工学研究科電子工学専攻・准教授)
「pHイメージングと分光分析によるステンレスすき間腐食のその場観察」
 
宮本  博之みやもと   ひろゆき (同志社大学理工学部機械システム工学科・教授)
「新規な連続ねじり押出し加工法によるステンレス鋼の高強度化・高耐食化」
 
米津  明生よねづ   あきお (中央大学理工学部精密機械工学科・准教授)
「高出力パルスレーザー超音波を用いた接合界面の疲労強度評価システムの開発」
 

(2)「地球環境・地球温暖化防止技術研究」 13件

応募された研究テーマの内訳は、地球環境保全49件、地球温暖化防止61件の合計110件でした。このうち地球環境保全6件、地球温暖化防止7件の計13件を選定しました。

赤松あかまつ  憲樹    かずき (工学院大学先進工学部環境化学科・准教授)
「水和構造に着目した低ファウリング性ナノろ過/逆浸透膜の開発」
 
池上  啓太いけうえ   けいた (山陽小野田市立山口東京理科大学工学部応用化学科・准教授)
「循環型二酸化炭素変換を目指した吸着材-光触媒複合体の開発」
 
大久保  雅章おおくぼ   まさあき (大阪府立大学大学院工学研究科機械系専攻・教授)
「プラズマ還元技術によるCO2ゼロエミッション火力発電所実現のための基礎研究」
 
岡部  聡おかべ  さとし (北海道大学大学院工学研究院環境創生工学部門・教授)
「無曝気・超省エネ電極支援型膜分離活性汚泥法(e-MBR)の新規開発」
 
沖  一雄おき   かずお (東京大学生産技術研究所人間・社会系部門・准教授)
「リモートセンシング技術を用いた広域塩害土壌マッピング手法の開発」
 
木村  睦きむら   むつみ (龍谷大学理工学部電子情報学科・教授)
「レアメタルフリー酸化物半導体Ga-Sn-Oの熱電効果の研究」
 
斎藤  健志さいとう   たけし (埼玉大学大学院理工学研究科・助教)
「廃棄物を中心とした低コスト資材を用いた有害重金属類の効率的浄化手法の開発」
 
清水  忠明しみず   ただあき (新潟大学工学部化学システム工学科・教授)
「カルシウムルーピングプロセスによるCO2とN2Oの同時排出低減」
 
砂田  祐輔すなだ   ゆうすけ (東京大学生産技術研究所・准教授)
「燃料電池における白金使用量の最小化を実現する平面状ナノ白金集積体の開発」
 
張  傛喆ちゃん   よんちょる (室蘭工業大学大学院工学研究科環境創生工学系専攻・教授)
「下水の高付加価値化に伴う汚泥減量化技術の開発」
 
西村  文武にしむら   ふみたけ (京都大学大学院工学研究科都市環境工学専攻・准教授)
「省エネ型窒素除去法アナモクスにおける温暖化ガスN2Oの生成特性と抑制に関する研究」
 
伏信  一慶ふしのぶ   かずよし (東京工業大学工学院機械系・准教授)
「PEFC高性能化のための触媒層アイオノマ内ナノスケール酸素輸送抵抗特性解明」
 
伏見  千尋ふしみ   ちひろ (東京農工大学大学院工学研究院応用化学部門・准教授)
「炭素による藻類の水熱液化での栄養素循環利用と油分回収の増進」
 

2.アジア歴史研究助成  10件

アジア歴史研究助成は、アジアの全域を研究対象地域とし、各地域の政治、経済、社会、文化等の歴史的経緯を踏まえながら、未来を見据えて考察することで、日本が「21世紀アジアと共存共栄するための日本の産業と文化のVision構築に資する」研究を助成対象としています。

12年目を迎えた今年度は45大学等61件(国公立22大学36件、私立21大学23件、国公立研究機関他2件)の応募があり、アジア歴史研究助成審査委員会での厳正な審査の結果、下記10件を助成研究として選定しました。応募研究の対象地域は、東アジアが中国の増加もあり今年も59%と多数を占めています。その他の地域では、西アジアが増加し、減少した東南アジアと並びました。

青山あおやま  治世    はるとし (亜細亜大学国際関係学部国際関係学科・准教授)
「日系中国語新聞『順天時報』と近代東アジアにおけるナショナリズムの相剋」
 
片山  剛かたやま   つよし (大阪大学大学院文学研究科文化形態論専攻・教授)
「1937年南京事件の時空間復元」
 
川口  幸大かわぐち   ゆきひろA (東北大学大学院文学研究科人間科学専攻・准教授)
「中国における家族の近現代史的展開」
 
熊倉  和歌子くまくら  わかこ (早稲田大学イスラーム地域研究機構・研究助手)
「環境・農業生産・記録管理―文書史料に基づくエジプト環境史の構築―」
 
杉山  清彦すぎやま   きよひこ (東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻・准教授)
「大清帝国の多民族統治と八旗制―広域支配の制度と構造―」
 
朴  真完ぱく   ちなん (京都産業大学外国語学部アジア言語学科・准教授)
「倭館における朝鮮語通詞・日本語訳官の交流様相とその意義」
 
ボルジギン・フスレ (昭和女子大学人間文化学部国際学科・教授)
「記念碑に記録された日本・モンゴル関係史についての研究」
 
真崎  克彦まさき   かつひこ (甲南大学マネジメント創造学部マネジメント創造学科・教授)
「ブータン王国の国民総幸福(GNH)―来歴と現況、未来への指針の歴史的考察」
 
真鍋  祐子まなべ   ゆうこ (東京大学大学院情報学環/東洋文化研究所・教授)
「富山妙子の画家人生と作品世界―ポストコロニアリズムの視点から」
 
守川  知子もりかわ   ともこ (東京大学大学院人文社会系研究科アジア史専攻・准教授)
「近世西アジア社会における「異教徒」と宗教的社会変容」
 

「JFE21世紀財団」概要

・名称: 公益財団法人JFE21世紀財団
・沿革: 1990年12月 川鉄21世紀財団設立(旧川崎製鉄(株)が、創立40周年を記念して設立)
  2003年4月 JFE21世紀財団に改称
  2012年4月 公益財団法人へ移行
・総資産: 29億38百万円(内 公益目的保有財産21億76百万円)(2016年3月末)
・公益目的事業 (2016年度公益会計事業費予算:1億22百万円)
  1. 大学研究助成(技術研究助成およびアジア歴史研究助成)および大学教材等出版事業
  2. 文化振興事業:

    鉄鋼に縁のある地域への貢献(地域イベントへの協賛等)

    「海外子女文芸作品コンクール」協賛と優秀作品文集の小中学校への寄贈

・運営/組織(50音順)(2016年9月現在)

理事長 林田英治 JFEホールディングス(株)代表取締役社長
専務理事 岡田伸一 JFEホールディングス(株)代表取締役副社長
理 事 浅井滋生 名古屋大学名誉教授
  岡本圀衞 日本生命保険(相)代表取締役会長
  小林栄三 伊藤忠商事(株)会長
  下村節宏 三菱電機(株)相談役
  福島久哲 九州大学名誉教授
  前田正史 東京大学教授
  吉川 洋 東京大学名誉教授、立正大学教授
監 事 大木哲夫 JFEホールディングス(株)常務執行役員
  谷上和範 公認会計士、新日本有限責任監査法人シニアパートナー
評議員 井口 学 北海道大学名誉教授
  梅村 坦 中央大学教授
  柿木厚司 JFEスチール(株)代表取締役社長
  馬田 一 JFEホールディングス(株)相談役
(公社)経済同友会副代表幹事
  前川弘幸 川崎汽船(株)顧問
  三島良直 東京工業大学学長
本件のお問い合わせは下記にお願い致します。
公益財団法人JFE21世紀財団 TEL:03-3597-4652
JFEホールディングス(株) IR部広報室 TEL:03-3597-3842

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