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ニュースリリース


JFEホールディングス株式会社

東京証券取引所「攻めのIT経営銘柄」への4年連続選定について

当社は、昨日、有楽町朝日ホール(東京都千代田区)で開催された 「攻めのIT経営銘柄2018 発表会」において、同銘柄に鉄鋼業種として、4年連続で選定されました。

「攻めのIT経営銘柄」は、日本企業の戦略的IT利活用の促進に向けた取り組みの一貫として、経済産業省と東京証券取引所が共同で、全上場会社の中から「攻めのIT経営」に積極的に取り組む企業を選定するものです。この取り組みにより中長期的な企業価値の向上や競争力の強化を目的とした戦略的なITの利活用が進展し、投資家からの理解の促進が期待されております。本年の選定にあたっては、攻めのITの取組を更に加速させるため、基盤となるシステムの刷新を図る取組について特に高く評価され、32銘柄が選定されました。

JFEグループは、本年4月に策定した「JFEグループ第6次中期経営計画」において、先進IT技術の積極的な利活用による、社会ニーズへの対応と成長戦略の推進を、主要施策に掲げ、様々な活動を推進しています。

今回、当社が同銘柄に選定された、主な取り組みは以下の通りです。

鉄鋼事業は、製品が多種多様で、複雑なサプライチェーンが必要となるため、製造から販売まで、グループやお客様まで含めたサプライチェーンマネジメント(以下SCM)の構築・高度化が重要課題の一つとなります。 JFEスチールとJFE商事は連携して、グループ全体を仮想的に一体化させた、製造工程のデジタル化の実現を目指して、システム構築を推進しています。2017年には、「統合現品データベース」の運用を開始しており、現在、このシステムを基軸として、IoTを活用した、SCMシステム変革を推進中です。また、多種・大量データの一元管理や人と設備の生産性向上の実現を目的として、JFEスチールでは製鉄所基幹システムリフレッシュを、JFE商事ではコイル加工・販売センターシステムリフレッシュを推進中です。これらのレガシーシステム刷新の効果も含め、より一体的なSCMの実現に取り組んでいきます。

JFEエンジニアリングは、AI技術を活用して各種プラントの遠隔操業支援を統括する「グローバルリモートセンター」を開設しました。プラント種別ごとに分散していたネットワークの集約、通信回線の品質強化、プラントからの各種データのクラウド上での一元管理など、データ活用拡大のための先進プラットフォームを整備しました。また、廃棄物発電施設では、蓄積されたビッグデータを活用し、燃焼状態の判断を行うAIや熟練運転員のノウハウを対話型で回答するAIを開発、運用開始しています。 また、セキュリティ面では、サイバーセキュリティに関わるリスクマネジメントを、効果的に実施するための仕組みであるCSMS (Cyber Security Management System) 認証を取得し、制御システムに対するサイバー攻撃リスクに対応しています。 今後は、予兆診断による運転障害の未然防止や迅速な正常化対応、産業機械やパイプライン監視制御装置のメンテナンスなどにもAI技術を活用し、多様で付加価値の高いサービスを提供していきます。

JFEグループは、これからも持続的な成長と企業価値の向上に取り組み、『お客様に世界最高の技術とサービスを提供するグローバル企業』の実現を目指してまいります。

 

【攻めのIT経営銘柄2018 発表会】

【攻めのIT経営銘柄2018 発表会】
本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFEホールディングス(株) IR部広報室 TEL:03-3597-3842

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