1997年12月4日
川崎製鉄株式会社
川鉄アドバンテック株式会社

音響による放電検出装置の開発について

 川崎製鉄(株)はこのたび、変圧器・配電盤・コンデンサ等あらゆる電気設備の絶縁体の劣化を放電音により検出する装置を開発し、川鉄アドバンテック(株)と共同で製品化に成功しました。1998年2月の製品出荷開始をめざして、今後、電力会社・製造業全般等を対象に営業活動を展開していきます。
 本装置は、絶縁体の劣化に伴う放電音にはある一定の周期性があることに着目したものであり、JISで定められたモールド絶縁体注1 の許容放電電荷量(100pC注2 )を1.2mの離隔距離から検出できる高い性能と、小型軽量でだれでも簡単に操作できる簡便性を兼ね備えております。さらに電気設備の日常点検作業に関しては、作業時間を約50%短縮することが可能となります。
 従来、絶縁体の劣化を診断するためには、電気設備を停電させた上で絶縁抵抗測定を実施する方法が一般的でしたが、本装置は停電を必要とせず、通電状態のまま絶縁体劣化を診断することができるため、停電保全が困難な変電所等の予防保全に最適です。
 また、従来の絶縁抵抗測定方法に比較して、絶縁体の劣化を早期に(初期段階で)検出することができるため、漏電等のトラブルを未然に防止することができます。なお、既に水島・千葉両製鉄所に本装置を配備しており、大きな成果をあげています。

注1絶縁体の一種。エポキシ樹脂等を使用したもの
注2ピコクーロン。ピコ=10-12。クーロン=電荷量の単位。1クーロンとは1Aの電流により1秒間に移動する電荷量をいう

以 上

【ご参考】

  川崎製鉄株式会社

   (1)本社  ;東京都千代田区内幸町2ー2ー3   
   (2)社長  ;江本寛治(えもとかんじ)
   (3)資本金 ;2,396億円
   (4)売上高 ;9,447億円(平成9年3月期)
   (5)従業員 ;11,983人(平成9年3月末)

  川鉄アドバンテック株式会社

   (1)本社  ;兵庫県西宮市高畑町3ー48
   (2)社長  ;芳賀雄彦(はがたけひこ)
   (3)資本金 ;3.2億円
   (4)売上高 ;49.7億円(平成9年3月期)
   (5)従業員 ;388人(平成9年3月末)



本件に関する問い合わせ先

川崎製鉄(株) 総務部 広報室 03−3597−3161