1998年2月5日

川崎製鉄株式会社

水島製鉄所 第2高炉 微粉炭吹込設備の稼働について

 当社では、水島製鉄所第2高炉において建設を進めておりました微粉炭吹込(Pulverized Coal Injection;以下PCI)設備を完成させ、このほど操業を開始いたしました。これにより、当社の稼働高炉5基全てにおいてPCIの導入が完了いたしました。

 PCIとは、高炉燃料であるコークスの一部に代えて粉砕した石炭を高炉の羽口から吹き込むもので、

 (1)粘結炭を主原料とするコークスの使用量を削減し、単価の安い非粘結炭を使用できること。

 (2)コークス炉稼働率の低減によりコークス炉寿命が延長されること。

 (3)高炉の安定操業が図れること。

等のメリットがあります。

 PCIは、国内では1981年に新日本製鉄・大分第1高炉に導入されて以来、各社で導入が進められてきました。

 当社では1984年10月に千葉・第5高炉に最初に導入して以来、水島・第4高炉(1989年5月)、千葉・第6高炉(1991年5月)、水島・第3高炉(1992年10月)と随時導入を進めてきましたが、このほどの水島・第2高炉への導入により、当社の稼働高炉5基全てにPCI導入を完了したこととなります。

当設備の概要は以下のとおりです。

 (1)工期     1997年9月〜1998年1月(2月3日より営業運転)

 (2)総工費    25億円

 (3)設備能力  石炭粉砕能力     50t/h

           微粉炭吹込能力   180kg/銑鉄t

          微粉炭ホッパー     810G×1基

 (4)吹込方式  川鉄−デンカ方式

なお、当設備は既設第4高炉PCIへの微粉炭輸送が可能な方式をとっております。既に第3高炉PCI−第4高炉PCI間にも微粉炭相互輸送方式を採用しておりますので、これにより水島製鉄所稼働全高炉の微粉炭吹込量の平準化にも対応可能となりました。


         以 上

本件に関する問い合わせ先
川崎製鉄(株) 総務部 広報室 03−3597−3844