1998年3月25日

川崎製鉄株式会社

千葉製鉄所 第6高炉吹き止めおよび改修開始について

 川崎製鉄(株)は、1998年3月24日をもって千葉製鉄所第6高炉を吹き止め、本日3月25日より改修工事に入りました。

 改修期間は、今回開発した超短期改修方法である「大ブロックリング工法」により、5月下旬までの60日台を予定しており、これは従来の同規模高炉の改修期間(120日程度)の約半分となります。

 従来工法では、炉体を改修期間に入ってから組み立てるため、時間がかかり、かつ高所作業であり危険を伴いました。「大ブロックリング工法」では、高炉の炉体を4つの大ブロックに分割して予め建造しておき、上部より吊り上げて据え付け・溶接していく工法です(別紙参照)。予め炉体を建造することで、従来の約半分の工期の60日台での完工を予定しています。また、従来工法より改修費用も削減できます。

 当改修では、高耐蝕性レンガの採用、炉体冷却設備の強化等の炉寿命延長対策をとることにより、従来以上の長寿命化を目指します。高炉制御室は鋳床の近くに新設し、制御システムを全面更新します。また、装入原料の分布制御の精度を向上させるため、ベルレス式の原料装入装置を全面更新します。

 加えて本改修では炉容積を拡大し、従来の4,500m3から5,153m3※1となり、出銑能力も10,000トン/日から11,500トン/日に増加いたします。

 同高炉は、1977年6月17日の火入れ以来、連続稼動および1炉代あたりの累計出銑量の両面で、世界新記録を樹立しております。

 連続稼動については、93年11月10日に、当時の記録※2を更新、以降記録を更新し続け、連続7586日の稼動となりました。※3

 また、1炉代あたりの累計出銑量については、93年7月20日に当時の記録※4を更新、以降記録を更新し続け、6,023万トンに達しました。※5

 改修の概要は以下の通りです。

   改修期間 3月25日〜5月下旬頃(60日台を予定)

   費用 約160億円

   炉容積 5,153m3(現行4,500m3

   生産能力 約11,500トン/日(現行10,000トン/日)

以 上

(別紙)

※1 国内では、新日本製鐵・大分製鐵所第2高炉(5,245m3)に次ぐ、第2位の規模

※2 新日本製鐵・広畑製鐵所第4高炉の77年2月29日〜93年6月27日、5990日

※3 現在の第2位は、当社水島製鉄所第2高炉が79年3月20日から稼動中、6946日(3月25日現在)を記録


※4 住友金属工業・鹿島製鉄所第3高炉、4,815万トン


※5 現在の1炉代あたり出銑量歴代第2位は当社水島製鉄所第4高炉、82年1月の2次火入れより現在までに、およそ5,300万トン生産

本件に関するお問い合わせ先
川崎製鉄株式会社 総務部広報室 03−3597−3166