1998年5月26日

川崎製鉄株式会社

千葉製鉄所 第6高炉(第2次)火入れについて

川崎製鉄(株)は、千葉製鉄所第6高炉の炉体の老朽化に伴う改修工事を5月25日に終了し、本日第2次(2回目)の火入れを行いました。

同改修工事では、当社が開発した超短期改修方法である「大ブロックリング工法」により、3月25日から5月25日までの62日間という短期改修工事に成功いたしました。

従来の同規模高炉の改修期間(120日程度)の約半分を達成したことになり、これは世界新記録と言えるものです。

従来工法では、炉体を改修期間に入ってから組み立てるため、時間がかかり、かつ高所作業であり危険を伴いました。「大ブロックリング工法」は、高炉の炉体を4つの大ブロックに分割して予め建造しておき、上部より吊り上げて据え付け・溶接していく工法です(別紙参照)。予め炉体を建造することで、従来の約半分の工期の62日間での完工を達成しました。改修工期の短縮に対応し、高炉内のレンガ積みや付帯設備の据え付け、および制御装置の試運転調整等についても短縮策を検討・実施いたしました。また、プロジェクトの進捗管理をシステム化し、成果をあげました。

改修後の第6高炉は、高耐蝕性レンガの採用、炉体冷却設備の強化等の炉寿命延長対策をとることにより、従来以上の長寿命化を目指しております。高炉制御室は鋳床の近くに新設し、制御システムを全面更新しました。また、装入原料の分布制御の精度を向上させるため、ベルレス式の原料装入装置を全面更新しました。さらに、鋳床機器を全面更新し遠隔操作を可能にすることにより作業環境、効率の改善をはかりました。

なお、今回の改修工事の概要は以下の通りです。

改修期間 3月25日〜5月25日(62日間)
費用 約160億円
炉容積 5,153m3(従来4,500m3
生産能力 約11,500トン/日(現行10,000トン/日)

以 上

(参考)火入れ式の概要
日時:5月26日 10時〜11時半
場所:第6高炉 炉前
出席者:当社社長ほか関係者、総数300名程度


本件に関する問い合わせ先
川崎製鉄(株) 総務部 広報室 03−3597−3161