1998年6月1日

川崎製鉄株式会社

川鉄テクノコンストラクション株式会社

株式会社ジオトップ

ノザキ建工株式会社

機械式中掘鋼管杭工法「KING工法」の開発について

川崎製鉄、川鉄テクノコンストラクション、ジオトップ、ノザキ建工の4社は、新しい低振動、低騒音型の機械式中掘鋼管杭工法「KING工法」を共同開発し、このほど(財)日本建築センターの評定を取得、販売を開始いたしました。また現在建設大臣認定を申請しております。

これまでに中掘鋼管杭工法で評定を取得しているのは、全国でも未だ数工法のみであり、これに「KING工法」が加わることになります。

中掘鋼管杭工法とは、ビルの基礎工事などで鋼管杭を土中に埋め込む際に、鋼管杭の管内に、先端にビット(掘削用先端金具)を取り付けたスパイラルオーガ(掘削用スクリュー)を挿入し、それを回転させて、掘削、排土しながら杭を沈設させていく工法です。所定の深度(支持層)まで沈設させた後には、杭の先端部分に杭径より大きめの空間を作り、セメントミルクを流し込んで根固め(ねがため)を行います。

「KING工法」は、拡大根固めを行うため、杭径+100〜200mmまで開閉できる拡大翼を付けた特殊ビット(「KINGビット」)を用いる中掘鋼管杭工法です。翼を閉じた状態で杭を沈設し、沈設後拡大翼を開いて、先端周辺の拡幅とセメントミルクの攪拌・混合を行いながら根固めします。

「KING工法」の主な特長は、以下のとおりです。

  1. 専用の機械を必要とせず、汎用機械のみで施工が可能。また杭の沈設と拡大根固めを連続的に行うことができる。そのため施工速度が速く、施工コストを低く抑えられる。
  2. 「KINGビット」を用いることにより、支持層で拡大翼が確実に開く。そのため、根固め球根(根固め部分のコンクリート)が確実に築造できる。
  3. 施工管理が容易で、かつ品質の高い球根が得られる。
  4. スパイラルオーガを用いた中掘による沈設のため、低振動、低騒音で施工できる。

適用可能な鋼管杭の外径は400.0〜812.8mm、最大施工深さは杭外径の110倍(最大80m)、主な適用地盤はN値25以上の砂層、砂礫層などです。

対象は20階建て程度までの中高層ビルや大型倉庫等の基礎工事を中心に考えており、販売活動を展開しております。また、工法協会の設立を検討しており、協会を通じ広く普及を図っていく予定です。

*N値:地盤の強度を表わす指標。値が大きいほど強度が高い。

以上

お問合せ先 川崎製鉄・広報室 03−3597−3166

神戸総務室 078−232−5092

ジオトップ・施工事業室03−5543−4301

[ご参考]

川崎製鉄
 本社:千代田区内幸町2−2−3(TEL:03-3597-3111)
 社長:江本寛治(えもとかんじ)
 事業:鉄鋼業ほか

川鉄テクノコンストラクション
 本社:台東区池之端2−9−7(TEL:03-3822-8961)
 社長:金澤淳(かなざわじゅん)
 事業:土木建築工事ほか

ジオトップ
 本社:大阪市中央区高麗橋2−1−10(TEL:06-226-0451)
 社長:藪内貞男(やぶうちさだお)
 事業:建設物基礎工事およびコンクリート節付杭の製造・販売

ノザキ建工
 本社:千葉市美浜区新港223−3(TEL:043-243-0606)
 社長:野崎卓次(のざきたくじ)
 事業:建設業(杭打ち)