1998年9月29日
川崎製鉄株式会社

ごみ最終処分場 水処理施設の受注について

1.川崎製鉄(株)はこのほど、千葉市からごみ最終処分場の水処理施設建設工事を受注いたしました。

2.清掃工場から出る焼却灰などは、そのまま、あるいは減容処理されて最終処分場に埋め立てられていますが、千葉市では既設の処分場が今後数年で満杯になる見通しであることから、新たに今年度から4年かけて同市若葉区内に「新内陸最終処分場」を建設します。
当社は、その処分場からの浸出水を基準値以下の水質に高度処理する水処理施設の建設工事を受注いたしました。工事には、降雨による流入量の変動を調整する「流量調整槽」の建設を含みます。

3.受注内容および水処理施設の概要は以下のとおりです。

  1. 名 称:新内陸最終処分場 浸出水処理施設 新設工事
  2. 受注金額:23億4,000万円
  3. 処理能力:400m3/日(同種の施設では全国有数の規模)
  4. 付帯設備:流量調整槽(8,000m3
  5. 完成時期:2000年11月末
  6. 所 在 地:千葉市若葉区更科町1457番他
  7. 処理方式:生物学的脱窒素法
  8. 処理フロー:
    流量調整槽 → PH調整 → 生物処理(BOD除去+硝化・脱窒)→ 再ばっ気 → 凝集沈殿 → 砂ろ過 → 活性炭吸着・滅菌
埋め立てられた焼却灰等に含まれる汚水や処分場周辺の雨水が、処分場の底に敷き詰められた管を通して集められ、流量調整槽に流れ込む。そこから取水された原水は、PH調整後、生物学的に硝化・脱窒する処理過程を経て、砂ろ過・活性炭吸着により高度処理し、最終的に滅菌され放流できるまでの水質になる。

4.当社は環境装置事業を今後の戦略分野と位置づけ、今7月に環境事業部を発足させて取り組みを強化しております。
水処理分野においては、これまで蓄積してきた製鉄所内での用水の高度処理・循環利用の技術を生かし、国内外で公共下水・河川湖沼浄化・農業集落排水などの水処理施設を数多く受注してまいりました。
またごみ処理分野においては、わが国最多(10基)の受注実績を持つRDF(ごみ固形燃料)化プラントのほか、従来の焼却に代わる処理方法とされるガス化溶融技術について昨秋技術導入(「川鉄サーモセレクト方式」)いたしました。現在千葉製鉄所に処理能力が日量300トンという国内最大級の実証設備を建設中で、来春からは一般廃棄物・産業廃棄物処理の実証試験を行う予定です。また将来的には廃棄物処理の事業化も視野に入れております。

今後これらの技術を核とし、グループ会社の技術も結集することにより、2000年以降の飛躍的な受注増を目指してまいります。

以 上

本件に関するお問い合わせ先
川崎製鉄株式会社 総務部広報室 03-3597-3166