[ご参考]

1999年2月10日
川崎製鉄株式会社

ガス化溶融技術に関する千葉県・千葉市との共同研究の実施について

川崎製鉄は、現在千葉製鉄所内に建設中のガス化溶融設備(川鉄サーモセレクト方式、処理能力日量300トン)を用いた、ガス化溶融技術に関する研究を、千葉県、千葉市それぞれと共同にて実施することとし、本日、県と共同研究契約を、また市と共同研究に関する協定を締結いたしました。

川鉄サーモセレクト方式の第1号機となるこの設備は、98年6月に着工し、現在順調に建設が進んでおり、99年5月完工後、7月からは一般廃棄物による実証試験を行う予定です。

ガス化溶融方式は、ダイオキシン対策やリサイクルの観点から、従来の焼却に代わる次世代型の廃棄物処理技術として注目を集めております。国内のダイオキシン排出総量の約8割が一般廃棄物焼却施設から排出されていることから、川鉄サーモセレクト方式の全国的な普及を図るには一般廃棄物処理施設としての性能を確認する必要があります。

今回の実証試験は一般廃棄物で行うため、地元自治体から一般廃棄物を提供していただきますが、ダイオキシン対策等について有効な助言・指導をいただくことにより実証の効果を高めたいとの考えから、千葉県、千葉市と共同での研究を実施することといたしました。

共同研究の内容は以下のとおりです。

  1. 主旨
     一般廃棄物からの資源回収を促進し、環境負荷を低減した廃棄物処理の推進を図ることにより、埋立量ゼロを目指した新たなごみ処理システムを構築するため、共同で熱分解ガス化溶融技術に関する研究を実施する。
  2. 共同研究の内容
    1. 内容
      1. 廃棄物の有するエネルギーが有用な燃料ガスとして回収されることの実証
      2. 廃棄物からスラグ、メタル、金属水酸化物等が回収されることの実証及びこれら副産物の有効活用法の研究
      3. 廃棄物処理に伴うダイオキシン類等の環境保全対策の実証
        など
    2. 研究期間
      99年2月10日から2000年3月31日まで
    3. 実施場所
      川崎製鉄・千葉製鉄所内(千葉市中央区川崎町1番地)
    4. 分担
      千葉県:プラント運転に係る助言・指導、千葉市との連携・協力等
      千葉市:一般廃棄物の提供、研究施設への搬入、共同研究に必要な助言・指導
      川崎製鉄:実証プラントの建設・運転及び維持管理、スラグ等の有効活用の実証、排ガス処理の実証、共同研究結果の取りまとめ等
  3. 設備稼働開始
    99年7月の予定

本件に関するお問い合わせ先

川崎製鉄株式会社 総務部広報室
03−3597−3166

以上