
川崎製鉄(株)およびカスタムハウジング(株)は、3月7日付にて、建設大臣より、「スチールハウスに関するプラン集(20プラン)」についてプラン認定を取得いたしました。国産鋼材を用いたスチールハウスのプラン認定は、鉄鋼メーカーとしては初めてとなります。また、今回のプラン認定の取得により、従来一棟毎に申請していた個別認定の必要がなくなり、手続きが大幅に簡素化(手続き期間が4ヶ月から2週間程度に短縮)されることになります。
このプラン認定を足がかりとして、当社が支援するスチールハウスは、97年度、50棟の建設目標としておりますが、97年3月現在、当プラン集を用いた物件の建設を3棟(三重県・川越町で2棟および岡山県岡山市で1棟)予定しており、今回の認定を受けて本格着工する見込です。
当プラン集では、延べ床面積126u(38.11坪)から152.5u(46.13坪)まで、20種類の2階建てスチールハウスのモデルプランを用意しております。スチールハウスの販売は、カスタムハウジンググループおよび当社が支援する工務店が行い、当社は部材、パネル化した躯体の供給を行う予定です。今回のプラン認定は、カスタムハウジンググループに止まらず、当社が支援する工務店との間でも有効であり、窓口が広がることにより、普及に弾みをつけることが可能となります。
当社は1995年2月に日本で初めてのスチールハウスの実験住宅を建設し(完成同年9月)、研究を積み重ねるとともに住宅産業関係者を中心に一般公開しスチールハウスの普及に努めてまいりました。同年12月には、素材販売に加え住宅施工支援システムとして販売していくという事業化の基本方針を策定し、商品開発の具体化のためにカスタムハウジング鰍ニの共同研究を進めてきております。また、スチールハウスの普及・研究を目的として、1996年9月に「スチール21住宅研究会」を工務店mZ宅設備メーカー、住宅販売会社、学術経験者等と共に設立いたしました。
また当社は工務店と協力して、自社の素材を用いて実際のスチールハウスを建設しており、この成果を今後の研究・普及活動に生かす所存です。(各物件の概要は別紙をご参照下さい)
以 上
プラン認定とは
予め建設大臣に認定されたプラン集に掲載されたプラン(今回は20プラン)について、個別の建設大臣認定を必要とせず、通常の建築確認申請で建築できる認定である。
スチールハウスにて採用している部材の板厚(0.8〜1.6mm)および接合方法(ドリリングタッピンねじ工法)は、建築基準法に定められた基準に合致していない。(建築基準法では、鋼材の板厚2.3mm以上、接合方法はボルトあるいは溶接によるものと規定されている。)
従って建築基準法第38条の規程により、従来は個別に建設大臣認定(個別認定)を申請する必要があった。今回のプラン認定により、個別認定の申請は必要なくなった。
〔川崎製鉄のスチールハウス・個別評定取得済のもの〕
所在地 住宅形式 建設状況 1 大阪府堺市 注文住宅、2階建て 96年8月着工、97年1月完成 2 千葉県千葉市 テラスハウス、2階建て 96年9月着工、97年3月完成予定 3 東京都港区 ワンルームマンション、2階建て 97年3月着工予定、7月完成予定 4 三重県桑名市 建売住宅、2階建て 97年3月着工予定、8月完成予定 5 三重県桑名市 建売住宅、2階建て 97年6月着工予定、11月完成予定 6 熊本県熊本市 注文住宅、2階建て 97年3月着工予定、7月完成予定