Press Release

2001年 4月18日
 

世界最大 新耐候性鋼適用橋に全量 NKKの「海岸耐候性鋼」



 当社はこのたび、新耐候性鋼適用橋としては世界最大量の「海岸耐候性鋼板」を使用した三重県桑名インター線の一部橋梁に、全量にあたる約2,200トンを納入致しました。

  当社の「海岸耐候性鋼」が多量に使用された橋梁は、三重県より発注された湾岸桑名インター線(上部工)工事の一部区間です。桑名インター線は、現在建設中の近畿自動車道(第二名神)と国道23号を結ぶ道路で、このうち「海岸耐候性鋼」は5径間鈑桁大型橋梁を中心とした5橋に使用され、総橋長442.0m,最大幅員32.2m,鋼材使用量としては約2,200トンと、この種の新耐候性鋼材の使用量としは世界最大の物件となります。現在既に一部の区間は竣工しており、本年10月末に全区間5橋が竣工の予定です。位置的には伊勢湾口に近く,飛来塩分量としては従来の耐候性鋼の適用限界を超える環境にあることから、当初は塗装橋として計画されていました。本物件への当社「海岸耐候性鋼」の全面使用は、同鋼板を使用して1年半前に竣工した同県紀南地区の 新鹿佐渡(あたしかさわたり)線 小阪辻(こさかつじ)橋 での実績が背景にあります。

 当社は橋梁分野をはじめとした屋外鋼構造物のライフサイクル延長によるコスト低減への社会的要請に積極的に応えるべく、飛来塩分量が多く従来の耐候性鋼は適用できなかった海岸地域でも使用可能な「海岸耐候性鋼」を開発し、販売を進めてきました。本鋼材は、耐候性能が格段に優れているばかりでなく、溶接施工性にも優れ、販売開始以来着実に適用実績を伸ばしてきました。

 当社の開発した「海岸耐候性鋼」の主な特長は以下の通りです。

  1. 飛来塩分の多い海岸地域においても緻密なさび層を形成するため耐候性が優れ、無塗装で使用できる。
  2. 初期の流れさびが少なく景観が良好である。
  3. 機械的性質はJIS G 3114の耐候性鋼材(SMA)を保証する。
  4. 溶接等の施工性が良好である。

 当社としては、今後ともライフサイクル延長によるコスト低減の観点から、橋梁分野を中心に幅広い分野への「海岸耐候性鋼」の適用を目指し、多様化する需要家のニーズに積極的に応えて参ります。


写真
橋梁工場での仮組状況
写真
当社チャーター機による
上空からの現地空撮写真

以 上  


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NKK 秘書部広報企画グループ
TEL. 03-3217-2431


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