Press Release

2001年 6月11日

建設発生木材高炉リサイクルシステムの実証試験を開始



 当社は、NEDOの産業技術実用化助成金を受けて、建設発生木材(廃木材)を還元材として高炉で利用する「建設発生木材 高炉リサイクルシステム」の開発を進めてきましたが、このほど京浜製鉄所内に木材粉砕試験設備を設置し、実証レベルでの木材の粉砕試験を開始しました。
 本プロジェクトは2000年度から3年間計画で、木材を破砕・粉砕し高炉吹込みに至る一連のプロセスについて実証試験装置を設置し、木材の高炉原料化システムを開発するものです。

 今回設置した木材粉砕試験設備は、破砕機・粉砕機・磁石式異物除去装置などから構成され、3t/hの能力を持っています。これにより、気流輸送による高炉吹込みに適した木材チップの粉砕技術の確立を目指します。
 今後、今年度中に実高炉への吹込み試験装置を設置し、1)気流輸送技術の確立、2)高炉操業への影響確認、3)装置の長期安定運転などを目的とした試験を実施し、プラスチックと同じように廃木材を還元材としてケミカルリサイクルできるかどうかを実証し、最適なシステムを構築していく予定です。

 来年春に施行予定の建設リサイクル法では、アスファルト、コンクリートおよび廃木材の3品目が特定建設資材に指定され、選別・分別排出とリサイクル率の数値目標が設定されます。中でも廃木材は、発生量が年間600万トンに達する一方で、リサイクル率が40%と低く、大部分が単純焼却や埋立てといった方法で処分されています。今後、1)リサイクル率の向上、2)ダイオキシン規制強化に伴う小規模焼却炉の操業停止、3)埋立て処分場の逼迫といった課題に対応するため、廃木材を効率よく大量に活用できるリサイクルシステムの確立が求められています。都市型製鉄所の既存インフラを活用した高炉原料化システムは、使用済みプラスチックで実証されたように、大きな処理能力と80%に達する高い利用効率といったメリットを持っており、このような課題の解決に資することができるものと考えます。

 当社では、1996年10月から業界に先駆けて産業廃棄物プラスチックの高炉原料化事業に取組み、昨年4月からは容器包装プラスチックの高炉原料化事業を開始し、同年10月には廃トナーリサイクルシステムを本格稼動させています。また、本年4月に使用済み家電製品のリサイクル事業を開始し、来年4月からは使用済みペットボトルリサイクル事業にも取組む予定です。
 今後とも、地域社会とわが国の環境保全に貢献できる技術・事業の展開に努めていきたいと考えています。

【参考資料】

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以 上


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