Press Release

2001年 8月 8日

NKK海岸耐候性鋼 鉄道用架線柱へ初採用



 当社はこのたび、西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)殿小浜線(福井県・敦賀〜京都府・東舞鶴。全長=84.3km)電化工事用架線柱に使用された「海岸耐候性鋼」を、全量受注致しました。鉄道用架線柱に「海岸耐候性鋼」が採用されたのは業界として初めてのことです。

 「海岸耐候性鋼」は従来の耐候性鋼に比べ塩分に強いことが特徴の鋼材で、当社は当鋼材を4年前に開発以来、橋梁用途を中心に多くの納入実績を有しておりますが、このたび業界に先駆けて鉄道用架線柱への採用を実現致しました。

 小浜線沿線は若狭湾に面し、日本海からの多量の塩分を含んだ風により腐食環境としては厳しい地域ですが、当社の「海岸耐候性鋼」は亜鉛めっきで表面処理した鋼材と比較して優れた耐腐食特性を有することをJR西日本殿から評価され、このたびの採用に至ったものです。
 今回採用された「海岸耐候性鋼」は、電縫鋼管およびH形鋼で、小浜線全長約84kmのうち、海岸部に近接した(海岸線から500m以内。小浜〜若狭高浜。)約20kmの区間の架線柱に表面処理や塗装をせずに使用され、残りの区間は亜鉛めっきされた鋼材が使用されています。

 当社は1998年に海岸耐候性鋼を厚鋼板主体に開発し、合わせて形鋼や溶接材料・高力ボルトなどの接合用材料も実用化し海岸に近い地域の橋梁に採用されてきましたが、このたびの電縫鋼管の商品化は業界初のことであり、最も広範囲の供給体制が構築され、橋梁以外の構造物への対応も可能になりました。

 海岸耐候性鋼は塩分の多い地域でも亜鉛めっきや塗装を必要としないため、環境に対する配慮やミニマム・メンテナンス化等の社会要請にも貢献できる鋼材として今後大幅な需要増加が期待されます。また、当社はすでに「カプテンコートM」(1回塗りタイプで、ミルでの塗布が可能な耐候性鋼用さび安定化処理剤)などの関連商品を実用化しており、この分野では最先端の商品群を有しております。

 当社では環境に優しく、しかもメンテナンスフリーでライフサイクル延長を可能にする「海岸耐候性鋼」の用途拡大を図るべく、今後とも積極的な営業活動を展開して参ります。

【参考資料】


以 上


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