Press Release

2001年10月 5日

新開発 高耐震ジョイント ITを活用した販売体制確立
―NKK他鋼材4社 鉄骨柱梁接合部の高耐震性ジョイント開発・販売―



 当社はこのたび、建築鉄骨の柱梁接合部の耐震性を著しく改善した「耐震ジョイント」を開発致しました。ITを活用した設計から確認申請、見積、製作に至るまで、作業の円滑化が図れる販売システムを確立し、鋼材加工、流通問屋の(株)セイケイ、三和工業(株)、(株)アイ・テック、丸杉金属興業(株)を通して本格販売を開始することとなりました。

 1995年に発生した兵庫県南部地震において、鉄骨構造も大きな被害を受けました。柱がコラム、梁がH形鋼の一般的な建築鉄骨(主として通しダイアフラム形式が採用)において、この形式の梁端部で多くの破断被害が発生しておりました。その原因の1つとして、柱―梁溶接接合の品質に問題があると指摘されております。
 こうしたことから当社では、接合部のディテールの改善による3種類の柱―梁接合ジョイントを開発し、柱―梁接合部での変形能力を約二倍に向上させる事により、この問題を解決致しました。
 このたび開発をしたジョイントは以下の通りです。
 @ ブラケットタイプ(2種類)
 ●TJ−B・・・ダイアフラムとブラケットのフランジが一体となったもので、ボルト接合で梁と接合したもの。本年10月より販売開始。
 ●TJ−H・・・通しダイアフラム形式で、ブラケットのH形鋼を梁のH形鋼より広幅化、高張力化したもので、ダイアフラムとの溶接部を弾性にとどめたもの。来年4月より販売予定。
 A 現場溶接タイプ
 ●TJ−W・・・従来の通しダイアフラムの梁フランジとの溶接部にRを付けて突出させたもので、角の入り隅部の応力集中を避けたもの。
来年4月より販売予定。

 今回開発した3種類のジョイントは、@従来型より約二倍の変形能力がある。A経済性を確保できるBブラケットの出寸法が小さく運搬しやすい。等のメリットがあります。
 また今回の販売に当たっては、ITを活用した販売システムを構築しました。設計者が要望する確認申請用図書などのデータや、ファブからの注文に対する見積り書、製作図面などのデータを、上記4社が当社の一貫設計システムを介して送受信し、設計から部材製作まで一連のデータを共通運用できる画期的な仕組みです。

 このように当社では、今後いっそう多様化、高度化するニーズにお応えする建材製品の開発に取り組み、よりユーザーニーズに即応出来る販売体制作りにも努力して参ります。


(ITを活用した販売概念図)

図

以 上


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 N K K  秘書部広報企画グループ  TEL 03-3217-2431 

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