Press Release

2001年12月 5日



施工性に優れた耐候性鋼のさび安定化処理剤
「カプテンコ−トM」需要拡大/累計受注実績10万m2突破
−販売開始以来2年を待たずに達成−


 当社が開発・商品化した、耐候性鋼のさび安定化処理剤「カプテンコ−トM」は、高性能かつ施工性・経済性を大幅に改善できる特長が高く評価され、販売開始以来2年を待たずに累計受注実績10万m2を突破致しました。

 耐候性鋼は、橋梁など鋼構造物のライフサイクルコスト低減ニーズの高まりと共に、近年需要が拡大しております。耐候性鋼は緻密なさび層が形成されることにより、新たなさびの発生を阻止する鋼材ですが、裸使用においては初期の段階で周囲が汚れたり、ムラにより見映えがよくない場合があります。この対策として、初期の流れさびを防止し景観を良好に保つことを目的として行なわれるものが"さび安定化処理"です。しかし、従来のさび安定化処理は (1)多層の塗り重ねや特殊な化成処理が必要であるなど施工が煩雑である (2)クロム化合物の使用など環境負荷が大きい、などの課題がありました。

 当社は、1980年さび安定化処理剤として二層型処理剤「カプテンコ−ト」を開発し、以来20年間にわたり700件以上の施工実績を蓄積してきました。この蓄積をベ−スに開発した「カプテンコートM」は、上記課題を高度な技術で解決したさび安定化処理剤であり、以下の特長があります。

  1. 単層化(1回塗り)による施工性・経済性の大幅改善
    当社独自技術により、さび安定化に必要な機能(安定さび熟成、流れさび防止)を単層塗膜に兼ね備えることに成功しました。単層化により優れた施工性・経済性を実現し、また廃液処理等特殊作業を伴わないため、橋梁メ−カ−自体での施工も可能です。
  2. 優れた環境調和性、景観保持機能
    クロム・鉛化合物完全フリーによる優れた環境調和性とともに、長期景観保持機能があります。
  3. 優れた塩分透過抑制機能
    塗膜全体をマイナスイオン性樹脂構造とすることにより、飛来塩分の多い環境下でもさびの安定化を阻害する塩分の透過抑制機能を発揮し、スム−ズに緻密なさび層を形成します。
  4. ”プレコート型カプテンコ−トM処理法”の実用化による、更なる施工費縮減
    製鉄所におけるカプテンコートMのプレコートを採用いただくことにより、橋梁メ−カ−における製品ブラスト工程を簡略化することができ、施工コストの縮減が実現できます。

 上記「カプテンコ−トM」の特長が橋梁メ−カ−に高く評価され、販売初年である2000年は2万m2を受注し、更に今年(2001年)は新横浜元石川線橋梁(横浜)等への採用により需要が急拡大し、この度販売当初からの累計受注実績として、2年を待たずに短期間で10万m2を突破致しました。なかでも保管・加工時の赤さび発生を抑制し、製品ブラスト工程を簡略化可能な”プレコート型カプテンコ−トM処理法”の新施工プロセス適用が好評を得て、その受注量は初年が0.5万m2に対し今年は既に3万m2と6倍に達し、「カプテンコ−トM」全受注量の1/3以上を占めるにまで到っており、急激に増加しております。
 今後も更に”プレコート型カプテンコ−トM処理法”の適用拡大を背景に、年間20万m2を上回る「カプテンコ−トM」の需要拡大を見込んでおります。

 当社では、今後も橋梁など鋼構造物の更なるライフサイクルコスト低減、公共事業費の縮減に大いに貢献すべく、お客様の多様なニ−ズに積極的に応えて参ります。

以 上  


本件に関するお問い合わせは下記にお願いいたします。
NKK 秘書部広報企画グループ
TEL. 03-3217-2431


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