Press Release
2001年12月 6日


換気口用 新型浸水防止機の開発について



 当社は、このたび帝都高速度交通営団の換気口に設置する新型浸水防止機の開発を進め、32基の設置工事を施工致しました。
 浸水防止機は、換気口上部に設置され、雨水などの浸入を防止するもので、最近首都圏を中心に集中豪雨等による浸水被害が問題化していることに対応して、営団と共同開発を進めていたものであります。特に地下鉄トンネルは、幹線道路の地下を通るため換気口は歩道部または中央分離帯部に設置されています。このため、地盤高が換気口高さとなる場合が多く、雨水等の浸入が起り易い状況にあります。
 従来から、このような換気口部には、浸水防止機が設けられてきましたが、今回当社が開発したものは、以下の特徴があります。
1. 電動機容量の低減と開閉時間の短縮
 扉体をラジアルゲート形式にすることで、開閉用の電動機容量を従来の1/3程度に低減しています。また、換気口の数は一箇所当たり複数(2〜10基)設置されますが、従来と同じ電源容量の場合、電動機容量が削減されたことにより、より多くの扉を同時操作することができ、開閉時間を短縮できます。
2. 信頼性の向上と安全性の確保
(1) 設備全体を単純化し、開閉装置の歯車等の可動部品や位置検出センサー等の機器を全て密閉形の電動シリンダ内に収納することで、機械可動部への異物の噛み込みや位置検出センサーの誤作動等を防止しています。
(2) 電動シリンダには、推力リミッターを具備し、万一、扉体に異物が噛み込んだ場合などには、過負荷を検出し自動停止や故障表示を行う機構を設けています。
(3) 万一電動操作が不可能な場合には、上部からハンドルにて手動操作を行いますが、手動操作モードのときには、電動操作が行えないようにインターロック(保護機能)を設け、安全性を確保しています。また、閉鎖時の確認が操作員にできるように機上に確認灯を具備しています。
3. メンテナンスの低減
 露出する可動部には無給油軸受を使用し、その他のスピンドル、歯車部品等の可動部及び検出機器は、全て密閉形の電動シリンダ内に収納することにより、防塵性、防水性を高めています。これにより、機械部品に塗布したグリースへの塵埃の付着を防止し、給油頻度の低減を図っています。また、開閉装置等が低い位置に設置されるためメンテナンス時の作業性も改善されています。

 今回の開発のため、当社では試験機を試作し、耐圧、操作性などの試験を繰り返し使用条件に適合する技術を確立しました。なお、本技術は、特許出願中です。
 これを機に、当社では今後、関連する公共企業体などへの提案営業を行っていきます。

 

浸水防止機 施工例
写真 写真

以 上  


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NKK 秘書部広報企画グループ
TEL. 03-3217-2138


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