Press Release

 2002年 2月27日

日本初、DME自動車の公道走行開始



 NKKは、自社で改造したDME(ジメチルエーテル)自動車が、国土交通大臣より日本で初めて試験自動車の認定を取得したのを受けて、陸運支局等において正式にナンバープレートを取得し、本日より公道走行試験を開始することになりました。

 当社は、軽油やLPGの代替燃料として期待されているクリーン燃料であるDMEの高効率大量製造技術の開発を行っています。併行して、ディーゼル自動車用燃料としての利用技術を実証するため、自らDMEディーゼル自動車の研究も行ってきており、1998年に世界で初めてDME自動車の実車走行テストに成功しています。今回は、さらなるDME燃料の普及やDME自動車の開発促進を図るため、DME自動車の公道走行試験を開始するものです。

 DMEは炭素同士の結合がなく燃焼時に黒煙を発生しない物質です。また、軽油と同様にセタン価が高くディーゼル機関に適した燃料です。常温では気体で、約6気圧程度で液化する燃料であるため、ディーゼル自動車にはそのまま利用できませんが、専用の燃料供給装置に取り替え、わずかなエンジンの調整を行うだけで、ディーゼルエンジンの燃料として利用可能となります。

 今回のDME自動車は市販のディーゼルトラック(2トン車)を改造したもので, 改造のポイントは、以下の通りです。
(1)ディーゼルエンジンの本体の改造は不要
(2)燃料タンクはLPG用を利用(名称変更のみで転用可能)
(3)独自開発の小型DME用燃料供給装置の装着等燃料装置を改造

 ディーゼル13モード試験の結果、黒煙、SOxの発生はゼロであり、NOxも大幅な低減率を達成しています。

 当社は、今後もDME利用技術として,自動車分野だけでなくDMEを燃料とするガスタービン発電やディーゼルエンジン発電、またDME燃料電池などへの適用について研究を行っていく予定です。

  *:ディーゼル13モードによる排出ガス評価法
 モード試験とは排出ガス試験を実施する際の車両の走り方又はエンジンの運転の仕方を示すものです。ディーゼルトラックの排出ガス評価は,ディーゼル13モード(D13モード)と呼ばれる13パターンの運転状態で各排出ガス(NOx(窒素酸化物),HC(炭化水素),CO(一酸化炭素),PM(粒子状物質))を計測し,その平均値を算出して規制値と比較評価します。


【参考資料】PDF

以 上  


本件に関するお問い合わせは下記にお願いいたします。
NKK 秘書部広報企画グループ
TEL. 03-3217-2140


戻る



  Copyright (C)2002 NKK Corporation. All Rights Reserved.  ご利用に当たって