Press Release

2002年11月12日
 NKK(日本鋼管株式会社)

NKKフレームキット メンブレン工法による耐火構造として日本初の大臣認定取得


 2002年10月25日、当社のNKKフレームキットは、メンブレン工法のみによる耐火建築物を可能とする耐火構造として、日本で初めての国土交通大臣認定を取得しました。これにより、従来、木造では不可能、鉄骨造でも多くの制約があった耐火建築物を、NKKフレームキットの使用により容易に建築できることになりました。

 建築基準法は、防火地域内の建設に関して、階数が3以上または延床面積100m2を超える建築物は耐火建築物とするよう義務付けています。同様に準防火地域内においても、延床面積1,500m2を超える建築物は耐火建築物とするよう規定しています。さらに防火地域の指定が無い地域でも、地階を除く階数が3以上の共同住宅(下宿、寄宿舎を含む)は耐火建築物とするか、通常の準耐火構造よりもグレードの高い1時間準耐火構造とすることを要求しています。
 耐火建築物に要求される性能を満たすために、従来の鉄骨造では柱や梁にロックウール等の耐火被覆材を吹付ける耐火工法が一般的ですが、これには、(1)吹付け材の飛散による環境問題、(2)吹付け材の表面を覆う内装仕上げの施工に高度な技能レベルが必要、(3)耐火被覆を含めた鉄骨断面が大きくなり、狭小敷地の多い都心の防火地域等では階段や廊下幅を確保しづらい、といった様々な制約があります。

 NKKフレームキットの適応可能な階数(1〜3階建て)の耐火建築物には1時間の耐火性能が必要とされています。今回NKKフレームキットは耐火構造として、外壁(耐力)1時間耐火、間仕切壁(耐力)1時間耐火、床1時間耐火、の3件の認定を一括取得し、従来の耐火工法に見られた諸制約を解消しました。
 外壁は柱や鉛直ブレースを100mm厚のALC外装材と15mm厚の強化石膏ボード2枚張りの内装材で覆い、間仕切壁は両面を15mm厚の強化石膏ボード2枚張りで覆い、床は梁や水平ブレースを100mm厚のALC床材と15mm厚の強化石膏ボード2枚張りの天井材で覆う耐火工法で、一般的にはメンブレン工法と呼ばれる耐火被覆工法です。
 メンブレン工法では、壁、床、天井の構成材であるALC、強化石膏ボードが、柱、梁、ブレースの耐火被覆の役割をも兼ねるため、仕上げ施工後の柱の寸法、壁の厚さ等が少なくなり、空間の無駄がなく、施工も極めて容易という大きい利点があります。工期の短縮・工事費の削減も可能となります。
 準耐火構造では従来からメンブレン工法も採用されていますが、耐火構造ではこれまで認められておらず、今回の認定取得によりメンブレン工法のみによる鉄骨造の耐火建築物が日本で初めて可能となります。

 当社は今回の認定取得を契機に、防火地域内の建築物や3階建て共同住宅向け等にNKKフレームキットによる耐火建築物の販売を開始します。又緩和規定による1時間準耐火構造で建築できる物件についても、火災保険の料率が優遇される事や資産価値の向上等の観点から、耐火建築物の優位性をアピールし販売を強化していく方針です。

以 上


【添付資料1】 NKKフレームキットの1時間耐火構造認定

【添付資料2】 NKKフレームキットに係る防火指定地域・階数・延床面積に関する法規制



本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
 NKK 秘書部 広報企画グループ  TEL 03-3217-2431

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