Press Release

2003年 1月17日
 NKK[日本鋼管株式会社]
 ダイハツディーゼル株式会社
 岩谷産業株式会社

DME大型ディーゼル発電システムの開発に着手
−クリーン燃料であるDMEを利用した分散発電システムの実用化に向けて−


 このたび、NKK(日本鋼管株式会社)、ダイハツディーゼル株式会社、岩谷産業株式会社の3社は、経済産業省より「DME燃料利用機器開発費補助事業」による助成を受け、DME大型ディーゼル発電システムの開発に着手します。

 3社は、平成14年度から平成18年度までの予定で、DME(ジメチルエーテル)の燃料特性に合わせたディーゼルエンジンの燃焼機構、燃料噴射システム等の開発を行うとともに、DME燃料としては世界最大級となる1,250kWの実証発電設備を設置して性能および耐久信頼性の確認試験を行い、DME燃料の国内大量導入に時期を合わせた市場投入を目指します。

 DMEは燃焼時にPM(粒子状物質)、SOx(硫黄酸化物)を発生しないクリーンな燃料であるとともに、セタン価(*1)が高くディーゼルエンジンに適した燃料であるという特長を持っています。一方、ディーゼルエンジンは他の熱機関に比べて設備費が安価で、かつ、熱効率が高いという長所を持つ反面、排ガス中のNOx(窒素酸化物)が比較的高く、規制が厳しい都市部においては常用発電設備として導入されにくい面がありました。
 今回、ディーゼルエンジンの燃料をDMEに転換することによって、熱効率では従来性能以上を維持しつつ、環境汚染物質の排出量を大幅に低減できる見込みであり、画期的な分散型発電システムの実用化が期待されます。
 開発に際しては、産業技術総合研究所クリーン動力研究グループ(後藤新一グループ長)、北見工業大学化学システム工学科・多田旭男教授、および東北大学大学院材料化学専攻・宮本明教授に各種要素技術面で協力をいただく予定です。

 昨今の電気事業における自由化、規制緩和の流れを受け発電設備の分散化が進展する一方、環境に対する規制、要望はますます厳しくなる傾向にあり、より高い経済性と環境性を併せ持つ分散型発電設備へのニーズが高まっています。
 今回の開発は、今後拡大が予想される自家用・事業用分散型発電設備の中でもその中心規模である1,000〜5,000kW級のDMEディーゼル発電システムを実用化するものであり、従来のディーゼル発電設備へのニーズに適合した商品を提供することはもちろん、従来は環境的な制約により導入に踏み切れなかった発電設備需要をも掘り起こすことにより、高効率な分散型発電システムの普及を促し、CO2(二酸化炭素)排出量の地球規模的な削減に寄与するものと考えております。

(ご参考)
(*1)セタン価 :  燃料の自己着火性を示す指標。高いほど着火しやすい燃料といえる。

以 上


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 NKK秘書部広報企画グループ  TEL 03-3217-2139

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