Press Release

2003年 2月26日
 NKK(日本鋼管株式会社)

NKK、3年連続で大河内記念技術賞受賞(平成14年度)


 NKKは、かねてより開発・実用化に取り組んで参りました『限界冷却速度によるオンライン加速冷却技術(Super-OLAC)』について、3月18日に財団法人大河内記念会(理事長 吉川弘之氏)より第49回大河内記念技術賞を受賞致します。
 これは圧延直後の加速冷却によりその金属組織を制御して、高価な合金元素を添加することなく鋼材の強度・靭性を高める技術であり、今回の受賞は本技術の独創性とその効果(社内効果及び他の産業に対する効果)が評価されたものです。
 NKKは “オンライン加速冷却技術”のパイオニアであり、1980年に世界で初めて厚鋼板の “OLAC(On Line Accelerated Cooling)”を実用化しました。今回受賞した“Super-OLAC”は従来型OLACの技術をより高度化し、水蒸気を発生させない画期的な“全温度域核沸騰冷却”の実現により冷却速度を理論限界まで高めると共に全面全長にわたり均一な温度分布を得る技術で、冷却能力及び生産性を飛躍的に向上させたものです。
 さらに、従来その適用が不可能とされていた、剛性が小さく高速搬送する熱延鋼帯や、形状が複雑で熱歪を起こしやすい形鋼に対して、それぞれ独自の水流方式による冷却法を開発して全圧延一次ミル(厚鋼板・熱延鋼帯・形鋼)へ加速冷却技術の適用・工業化を完成しました。
 本技術により、“一層突き合せ溶接を可能とした高強度極厚鋼板”や“高強度H形鋼”、“複雑部品の一体プレス成型を可能とした高炭素熱延鋼板”等、高強度で高靭性の新商品が数多く創製されています。これらの新商品は需要家を始めとする多くの産業にさまざまな効果をもたらすと期待されることから、本技術の持つ工業的及び社会的意義は極めて大きいと言えます。

 NKKと川崎製鉄は本年4月にJFEスチール(株)を設立しますが、川崎製鉄も第49回大河内記念生産賞を受賞致します。今年度の大河内賞を受賞する8件の業績のうち、鉄鋼メーカーによる受賞は両社による2件のみとなっています。JFEグループは「常に世界最高の技術をもって社会に貢献します。」を企業理念として掲げていますが、今回の両社揃っての受賞により設立を目前に控えたJFEスチールの持つ優れた技術力が高く評価される事となりました。
 JFEスチールは両社の優れた技術の結合による“世界最高の技術”をもって社会に貢献していくと共に、さらなる先進的な技術の開発に邁進して参ります。

以 上


NKKの大河内賞受賞実績




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 NKK秘書部広報企画グループ  TEL 03-3217-2431

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