Press Release

2003年 3月 4日
 NKK(日本鋼管株式会社)
 東京精電株式会社

NKK・東京精電(株) 燃料電池ハイブリッド軽自動車向け部品を共同開発
−ダイハツ工業(株) 「ムーヴ FCV-K-2」に採用−


 NKKと東京精電(株)〔東京都杉並区宮前4-28-21 社長 竜野三千生〕は、NKKのけい素鋼板「NKスーパーHFコア」を使用する車両搭載を想定した超小型・軽量で、かつ高効率のインダクターの共同開発を進めて参りました。
 東京精電は、「スーパーSRインダクター」の名称で製造販売を開始し、ダイハツ工業(株)がトヨタ自動車(株)と共同開発した軽自動車初の燃料電池車である「ムーヴ FCV-K-2」で採用されました。

 東京精電が製造・販売する「スーパーSRインダクター」は、燃料電池と二次電池とのエネルギー循環を担うエネルギー蓄積型のインダクターで、燃料電池ハイブリッド自動車用の部品として今後の需要拡大が期待される商品で、以下のような優れた特長を有しています。
 (1) 熱伝導率の高い冷却媒体を介在させることにより、熱抵抗を半減
 (2) コイル巻線は平角線による角窓縦巻コイルをトロイダル構造に配列したことにより、 直流抵抗、表皮効果、近接効果を低減
 (3) 冷却効率の向上により、立体寸法の自在化を実現
 (4) 上記(1)〜(3)により、従来当社製品に対し発熱量で50%、騒音&電磁ノイズレベルで 60%の大幅な削減を達成。同時に、冷却媒体の一体化により、従来品の1/2の 質量サイズも実現。

 「スーパーSRインダクター」は、コア材料にNKKの「NKスーパーHFコア」を採用することでコア損失と騒音の低下を実現しています。「NKスーパーHFコア」は、Si(けい素)添加量を表層6.5%、中央部3%程度の、板厚方向にSi濃度が傾斜した構造のけい素鋼板であり、優れた低鉄損、低磁歪特性により燃料電池やマイクロガスタービンといったエネルギーシステムの小型化・高効率化を図る磁性材料として定評があります。

 東京精電ではマイクロガスタービンや定置用燃料電池の高効率電力インバータの開発も実現しており、今回のインダクター開発成果は同社のエネルギーシステム分野での総合技術力と、NKKの磁性材料における実績と技術力により生み出されたものです。
 自動車各社は燃料消費性能向上のため駆動部分を含めた軽量化を推進しています。NKKと東京精電は一連の開発を通じて複数の特許申請をしており、今回の軽自動車への採用実績をもとに、エコカーを始めとして電車などのあらゆる車両搭載分野において、本商品の製造販売の拡充を図って参ります。

以 上


「スーパーSRインダクター」; 添付の資料および写真を参照




本件に関するお問い合わせは下記にお願い致します。
 NKK秘書部広報企画グループ  TEL 03(3217)2431
 東京精電株式会社 広報担当 椎川 TEL 0268(35)0555
http://www.tokyo-seiden.co.jp  mail info@tokyo-seiden.co.jp

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