Press Release

2003年 3月17日
 NKK(日本鋼管株式会社)
 エヌケーケー鋼板(株)

エヌケーケー鋼板 世界初のエージングカラーGL鋼板を開発
―2種類目の当社オンリーワン商品―


 NKKとエヌケーケー鋼板は、55%アルミ−亜鉛めっき鋼鈑(以下ガルバリウムめっき;GLとする)を下地として、時間の経過でカラー鋼鈑の色調が変化するエージングカラー『へんげ』を世界で初めて共同開発しました。

 エージング材として、日本では金属銅屋根の経時による緑色化などが代表的な例で、ヨーロッパなどでは住宅の石材壁が風化により外観変化し、付加価値が向上するなどの例が知られております。エージングカラー『へんげ』も、色調変化をできるだけ抑制するという従来のカラー鋼鈑のコンセプトから、逆に経時変化により積極的に有利な色調に変化させるという新しいコンセプトに切り替えた商品です。
 塗装の下地鋼板にGLを用いた一般ポリエステルカラー鋼板は、下地の耐食性アップに伴い耐赤錆性や穴明き寿命が飛躍的に向上するメリットがあるにもかかわらず、塗膜の「色褪せ」による外観上の理由から、塗膜の寿命の半分程度で塗り替えが行なわれる場合もあります。耐食性や加工性などの塗膜物性からみると、塗膜には15年程度の耐久性があり、色褪せが防止できれば塗り替えインターバルを2倍程度に延長する事が可能となります。
 これまでに耐色褪せ性能が20年保証されているカラー鋼鈑としてフッソ樹脂塗装鋼板が商品化されていますが、一般ポリエステルカラー鋼板と比較して価格が2倍以上と非常に高価です。また、色褪せがし難い白色系塗料を使用することも可能ですが、これには経時汚染しやすいという欠点があります。

 今回開発したエージングカラー『へんげ』は、一般ポリエステル塗料を使用し、添加剤(特殊顔料)の自然酸化による経時変化を利用して逆に深みのある濃色に変化させることで色褪せを防止するという、世界でも例のない画期的な商品です。本商品には以下のような優れた特長があります。
  1. 時間の経過による色褪せがなく、色調が深みのある濃色に変化します。
  2. 特殊顔料は光学反応ではなく自然酸化を利用しているため、色むらのない均一で安定した色調変化になります。
  3. 塗り替えのインターバルが従来の2倍程度に延長され、耐食性が優れている下地GLの特性を生かすことが可能です。
  4. 光触媒反応を発生しにくい顔料を使用するため、従来品と比較してチョーキング(塗膜表面の粉吹き現象)を起こし難くなり、更に耐久性が向上します。
  5. 従来のカラー製品と同等の品質で、従来通り塗膜の耐久性を生かすことができます。

 エヌケーケー鋼板はNKKからの分社化(1999年)以来、ガルバリウムの分野で8種類の新商品を開発し市場に送り出して参りました。エージングカラー『へんげ』は9番目の新商品となり、意匠性カラー鋼板としては『スケルトンカラ−』(※1)に続く2番目の、他社にはない当社オンリーワン商品です。なお、本商品に関しては、現在3件の特許を申請中です。

 エージングカラー『へんげ』は住宅のメンテナンスフリー化のニーズに応えるものであり、住宅用材料の中核の一つとして積極的な販売を進めて行きます。本商品は主に屋根を中心とした用途への販売を計画しており、本年5月よりエヌケーケー鋼板の本社工場(京浜)で製造をスタートし月間500トンを目標として本格的な販売を開始します。
 エヌケーケー鋼板は、今回のエージングカラー『へんげ』の開発に象徴されるように、これまでの概念を変えた商品をいち早く世に送り出すべく、今後も積極的な開発にチャレンジしたいと考えております。

 (※1) 独自の透明な特殊化成処理被膜の上に、着色化したクリアー塗膜を塗布することによりガルバリウムめっきが有するスパングル模様を維持しつつ色彩感を高めたもの。特殊化成処理により高耐食性も同時に保有。

以 上






本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。

 NKK    秘書部広報企画グループ  TEL 03(3217)2431
 エヌケーケー鋼板(株)    営業技術部  TEL 03(5623)5731

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