
材料試験設備JFEスチールは、ISO9001をはじめ、JIS、船級協会規格などの各種認証を取得しています。また、ガイドラインに基づき、ルール遵守の徹底、試験検査の信頼性向上などに取り組むとともに、品質マニュアルに基づいて標準化した体制のもと、品質の向上や品質マネジメントシステムの強化を進めています。一例として、知多製造所では、材料試験設備のリフレッシュ工事を行い、製品の高性能化に対応、各試験機を機能的に配置することで、試験に立ち会うお客様が「安心してJFEにまかせられる」と感じていただけるようにしました。
さらに、グループ会社についても品質保証体制の強化と品質向上に努めています。

JFEエンジニアリングは、全社の品質マネジメントシステムを構築し、営業から設計、調達、施工、アフターサービスに至るまで一貫した品質保証体制を確立しています。
また、事業ごとには、商品特性に応じた品質マニュアルを個別に定め、ISO9001の認証を取得し、お客様の品質に対する要求にきめ細かく対応しています。
ユニバーサル造船は、新造船を建造する各事業所でISO9001をはじめ船級協会規格、国内規格・規則類などの各種認証を取得しています。
これら規格に準拠したグループ各社の品質保証体制のもと、営業から設計、建造、アフターサービスに至るまで、お客様にご満足いただける品質の確保に努めています。
購買(調達)活動にあたって、コンプライアンスを遵守することは、すべてのお取引先様と良きビジネスパートナーとして相互理解・信頼関係を構築するための大前提です。JFEグループ事業会社各社では、購買(調達)方針を明文化するとともに、お取引先の皆様へこれを周知し、お取引先の皆様に対しても企業倫理の徹底をお願いするよう取り組んでいます。
購買(調達)方針の例
プロジェクトへ採用された製品の事例:
共同開発した技術の事例:JFEスチールは、お客様と一体となって製品を共同開発できる試験・研究施設を設置しています。それは、自動車分野向けのカスタマーズ・ソリューション・ラボと、社会基盤向け鋼材および住宅用建材とその利用技術を中心とした鋼構造材料ソリューションセンターです。
施設には、最新の研究成果を展示、材料・構造の特質や性能の調査実験などのエリアのほか、Face to Faceで議論する専用の会議室なども備え、お客様の抱える技術的課題を実験と議論を通して解決していきます。この結果、共同研究の実施やプロジェクトへの採用など数々の成果を挙げています。2010年8月には、鋼構造材料ソリューションセンター内の土木建築用鋼材展示エリアを大幅にリニューアルし、さらなるお客様満足度の向上を図っています。

JFEスチールでは「経営資源の最大活用とお客様満足度の向上」を狙いとする経営情報基盤と業務運営基盤の構築を狙いとして、2006年3月から新システム(J-Smile)を稼働させています。
J-Smileの稼働によって、将来に向かって変革を続け、さらに発展していく基盤が整い、リードタイム、納期、品質確保、新商品開発など、さまざまなお客様ニーズへの対応力を強化してきました。また、製鉄所の既存システムも見直し、一貫した業務運営とマネジメントを実現しています。
本システムは、経営革新につながる業務プロセスとシステム構築を実現したことが高く評価され、「平成18年度情報化促進貢献企業等表彰経済産業大臣表彰」「IT Japan Award2007準グランプリ」「世界情報サービス産業機構IT賞2008」を受賞しました。
お客様へのアンケートやインタビューを定期的に実施して、お客様の情報を蓄積しています。こうした情報をもとにお客様戦略を策定し、営業、セクター、製鉄所・製造所、研究部門で共有し、組織的に対応していくことで、一貫したお客様対応と業務のスピードアップを図っています。
「お客様との接し方」報告会営業部門は、お客様とのより良い関係構築に向けて、本社、支社、海外事務所の営業担当者が一堂に会し、「お客様との接し方」報告会を行っています。
報告会では、主に以下の取り組み事例が紹介されています。
1、2を学び自職場にフィードバックすることで、営業部門の現場力は磨かれていきます。
報告会では、グローバル化が加速するなか、質疑応答や意見交換を英語で行うケースも増えています。
研修風景営業部門では新任営業担当者を対象とした鉄鋼材料基礎講座を実施しています。
その目的は、「お客様と技術的な会話ができる」「苦情やクレームの一次対応をスピーディーに判断し処理できる」「商品開発につながるヒントを見過ごすことなく、お客様の新たなニーズとしてきちんと社内展開できる」などです。営業部門ではまた、部材や最終用途などセクター別・分野別の商品技術を解説する商品技術テキストを整備しています。
JFEエンジニアリングは、提供した製品やサービスに対するお客様へのアンケート、ヒアリングや工事成績評価通知書を通じて、施工体制、製品品質、高度技術、創意工夫に関するお客様情報を蓄積しています。このお客様情報は、営業、設計、製造、研究の各部門が分析し、品質の向上、新製品開発、アフターサービス体制の強化などに活かし、お客様満足度の最大化をめざしていきます。
JFEスチールは、大量破壊兵器などの不拡散や通常兵器の過度な蓄積の防止など国際的な平和と安全の維持の観点からの取り組みも進めています。具体的には、「外国為替及び外国貿易法」などの輸出関連法規の周知と遵守の徹底を図ることを目的に、最終仕向け地、需要家、用途などを確認する輸出審査や法務部による社内説明会を実施しています。
また、川崎マイクロエレクトロニクスもe-ラーニングを用いた安全保障貿易管理教育を実施するなど適正な輸出業務の遂行に努めています。