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JFEホールディングス株式会社代表取締役社長(CEO) 柿木 厚司

2019年9月
JFEホールディングス株式会社
代表取締役社長(CEO)
柿木 厚司

世界最高の技術とグループの総合力をもって、持続的な社会の発展に貢献します。

JFEグループの持続的成長と社会全体の持続的な発展への貢献

このたび、JFEホールディングス代表取締役社長 (CEO)に就任いたしました。私たちJFEグループは、「常に世界最高の技術をもって社会に貢献します。」という企業理念を通じて、すべてのステークホルダーにとっての企業価値の向上に努めてまいりました。そして、激しく変動する事業環境の中、「鉄」という素材を中核として、鉄鋼、エンジニアリング、商社などの広い事業領域で培った「グループの総合力」を活かして さまざまなソリューションを提供することにより、持続的な社会の発展に貢献してまいりました。

当社を取り巻く事業環境は、保護主義的な政策による世界的な貿易摩擦の激化や、中国など新興国経済の下振れリスク、英国のEU離脱問題など、世界的に不透明感が強まっています。足下、国内経済は設備投資の増加などにより緩やかな回復基調にはありますが、長期的には人口減少、少子高齢化などにより内需は徐々に減少していくものと考えられ、楽観視はできません。また、国際社会においては、環境問題、とりわけ気候変動問題への関心がますます高まり、2019年6月のG20大阪サミットにおいても「環境と成長の好循環」の実現について議論されました。

このような状況のもと、JFEグループは2018年度から2020年度の事業運営の方針となる第6次中期経営計画を策定し、「最先端の技術力」・「先進IT」・「グループ連携」・「多様な人材力」を最大限活用することによって、成長戦略の推進、製造実力の強靭化、海外事業の推進に向けた取り組みを進めております。さらに本計画では、持続的な成長を支える企業体質強化に向けた施策の一つとして、「持続的な社会の実現」への貢献を重要な経営課題と位置づけ、「ESG(環境・社会・ガバナンス)課題への継続的な取り組み」を推進しております。

持続可能な社会を支える「鉄の価値」

地球の質量の約30%は「鉄」とされ、鉄鉱石の可採埋蔵量は金属資源の85%を占めます。この豊富な原料によって「鉄」は低コストで大量生産が可能です。また、わが国の鉄鋼業のエネルギー効率は極めて優れ、世界で最も低い環境負荷で鉄鋼を生産することができます。JFEグループは、世界の経済発展とともに今後ますます増加していく鉄鋼需要に対応し、低コストかつ低環境負荷で「鉄」を作り、持続的な社会の発展に貢献してまいります。また、「鉄」は含有する成分などを調整することで、さまざまなニーズに対応した高品質・高機能な素材を私たちの社会に供給することが可能です。「鉄」は、磁力による分離・回収などからリサイクル性も極めて優れています。「鉄」は何度でも何にでも生まれ変わるのです。

JFEグループは、「鉄」という素材で、持続的な社会と経済の発展を支えるべく、素材としての「鉄」のさらなる進化と環境負荷の低減を目指してまいります。本報告書を通じて、あらゆるステークホルダーの方々に「鉄の価値」を正しく理解していただければ幸いです。

気候変動問題への取り組みとESG課題への対応

持続可能な社会を実現するために、気候変動問題への取り組みは非常に重要な課題です。JFEグループは、環境負荷の低減や気候変動への対応を、極めて重要な経営課題の一つと捉え、持続的な企業の成長に向けて取り組んでまいります。日本の鉄鋼業は、これまでさまざまな技術開発を進めており、高炉で製造する鉄鋼の生産量あたりのエネルギー消費量は、世界で最も少なくなっています。また、環境負荷のさらなる低減を目指し、(一社)日本鉄鋼連盟の低炭素社会実行計画として、省エネルギーの推進や革新的技術の開発などを掲げ、2030年に向けたCO2の削減に取り組んでおります。2018年はそれに加えて、2100年を見据えた長期温暖化対策ビジョンを策定しました。これは、最終的に製鉄プロセスからのゼロエミッションを可能とする超革新技術の開発に挑戦するものです。私たちJFEグループは、これらの取り組みをベースに、現状をブレイクスルーする技術を開発し、ゼロカーボン・スチールの実現を目指していきます。現在、フェロコークス等の新しいタイプの原料の利用や水素還元製鉄法、CO2の貯蔵・有効利用技術(CCUS)といった画期的な技術の研究開発に着手しております。

また、ESG課題については、「環境」・「社会」への取り組みや、「ガバナンス」の充実を継続的に進めており、その進捗は随時開示してまいります。環境分野のトピックスとしては、世界に広がる、気候変動関連の財務情報開示を進める動きが挙げられます。JFEグループも、2019年の5月にTCFDへの賛同署名を行いました。本報告書では、新たにTCFDのガイドラインに沿って情報開示を行っています。気候関連の将来シナリオ分析を実施し、JFEグループの戦略が、リスクへの対応、機会の獲得において強靭であることを確認できました。今後、これらの戦略の実行および深化を鋭意進めてまいります。

CSR/ESG重要課題解決に向けたKPIフォロー活動

世界中にバリューチェーンが広がるJFEグループの事業において、そのCSR/ESG課題を正しく認識し、リスクと機会に適切に対応していくことは、グループ全体の持続可能性を確保していく上で極めて重要です。本報告書では、鉄鋼、エンジニアリング、商社などの事業と関連するお客様やお取引先様をはじめとする全てのステークホルダーを一つのバリューチェーンとして、それぞれのCSR/ESGの課題と現時点での活動状況を示しました。

JFEグループはこれまで、さまざまなステークホルダーのニーズを踏まえ、グループの事業活動におけるCSR重要課題(マテリアリティ)を特定し、これらの重要課題に対する取り組みの指標として、重要業績評価指標(KPI)を事業会社ごとに設定いたしました。2019年の報告書では、2018年度の取り組みと実績評価を示すとともに、2019年度以降に向けたKPIの一部改訂を行いました。今後も、課題と対応を充実させていくことでCSRマネジメントを強化し、グループの持続可能性のさらなる強靭化を進めてまいります。

社会に信頼されるJFEグループとして

JFEグループは、これからも「常に世界最高の技術をもって社会に貢献します。」という企業理念のもと、グループの総合力を活かしたさまざまなソリューションにより、グループの持続的な成長と企業価値の向上、持続可能な社会の発展に貢献してまいります。

JFEグループCSR報告書 ダウンロード