ニュースリリース
JFEホールディングス株式会社
JFEグループにおけるCO2排出量削減目標について
JFEグループは、気候変動問題への取り組みを経営の最重要課題と位置付け、問題の解決とJFEグループの持続的かつ安定的な成長による企業価値の向上に取り組んでおります。
この度、鉄鋼事業におけるカーボンニュートラルに向けた取り組みや外部環境の整備が進展していることを踏まえ、従来は2013年度比で20%以上削減するとしていた2030年度のCO2排出量削減目標を上方修正し、2013年度比で30%以上の削減を目標とすることを決定しました。
JFEホールディングス株式会社は、2020年を気候変動対応推進の節目の年と位置付け、2020年9月に国内鉄鋼他社に先駆けて、鉄鋼事業における2030年度のCO2排出量を2013年度比で20%以上削減するという目標を公表しました。2021年5月には「JFEグループ環境経営ビジョン2050」を策定し、鉄鋼事業における2024年度末のCO2排出量を2013年度比で18%削減すること、2050年カーボンニュートラルの実現を目指すこと等を公表しました。
その後、鉄鋼事業においては、ゼロカーボン・スチールの実現へ向けた要素技術開発等に関する専門組織を複数新設したことに加え、カーボンニュートラルに向けた取り組みをさらに加速させるべく「カーボンニュートラル推進会議」を設置する等、迅速かつ効率的な推進体制を構築し、既存技術の適用拡大や新規削減アイテムの積上げを進めてまいりました。また、2021年12月にはNEDOグリーンイノベーション基金事業が採択され、研究開発の更なる加速が見込まれることから、電気炉を含む新プロセス導入も選択肢として検討を進めております。 さらに、2021年10月には第6次エネルギー基本計画が閣議決定され購入電力の排出係数の改善が見込まれる等、カーボンニュートラルに向けた環境整備も着実に進んでいます。 こうした状況を踏まえ、鉄鋼事業における2030年度のCO2排出量削減目標を30%以上に上方修正することを決定いたしました。 なお、2050年カーボンニュートラルの実現に向けた研究開発の進捗や具体的な設備投資については、都度公表してまいります。
JFEグループでは、鉄鋼事業のCO2排出量削減を推進することに加え、エンジニアリング事業においても再生可能エネルギー発電の拡大等、事業を通じた社会全体のCO2排出削減への貢献を進めており、2024年度に1200万トン、2030年度に2500万トンのCO2排出削減を目指しています。自社の排出量削減と、事業を通じた社会全体の排出削減への貢献を両輪として、グループ全体で、引き続き気候変動問題への解決に向けた取り組みを強力に推進することで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
<JFEグループ CO2排出量削減・排出削減貢献量>
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